レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/07/04 00:59
＊ISM非製造業景気指数（6月）23:00
結果 50.8
予想 50.6 前回 49.9
新規受注 51.3（46.4）
雇用 47.2（50.7）
入荷遅延 50.3（52.5）
仕入価格 67.5（68.7）
輸出 51.1（48.5）
輸入 51.7（48.2）
（）は前回
この日発表の６月のＩＳＭ非製造業景気指数は５０．８と前回から僅かに拡大した。雇用は縮小し、雇用指数は３カ月ぶりの低水準となった一方、事業活動や新規受注は上向いた。調査委員会のミラー委員長は「６月の総合指数が拡大圏に戻ったのは歓迎するが、回答者からは成長減速と経済の不確実性への言及が多くあった」と指摘。６月は輸送・倉庫や公益事業、娯楽など１０業種で業況が拡大した一方、農業や建設など６業種が縮小した。
受注残の指数は約２年ぶりの大幅縮小。これと合わせてサービス業では人員調整が鮮明となった。雇用指数は３．５ポイント下げて４７．２と、過去４カ月で３カ月目の縮小を記録した。
関税引き上げを含むトランプ政権の貿易政策が及ぼす悪影響に、消費者と企業が対応する中、今回の統計は現時点での景気が減速している様子を浮き彫りにしている。
仕入価格は前月から下がったものの、なお２０２２年終盤の高い数値に近い。一方、在庫指数は上昇し、在庫に対するセンチメントは昨年７月以来の高水準から下げた。在庫が過剰にあると見ている企業が減ったことを示しているが、依然高い水準にある。
株探ニュース
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