レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/07/14 22:00
米国とカナダの消費者の間で、持続可能(サステナブル)でない包装やプラスチック使用への懸念から、店頭での購入を見送る動きが広がっている。最近の調査で明らかになった。サステナビリティに関するコンサルティングを手がけるオーラが実施した調査によると、両国で37%が、包装が持続可能でないという理由で商品購入を控えたと回答した。この割合は欧州では42%に上る。
オーラは「包装は北米ブランドと小売業者にとって新たな焦点となっている。企業が環境への責任をどこまで本気で考えているのかを、消費者が見極める視覚的な試金石になっている」と説明した。また、「消費者は、企業が本当にサステナビリティに真剣に取り組んでいるかどうかを基に購買行動を行っていることは明らかだ」とも付け加えた。
今回の調査では、回答者全体の80%が企業や小売業者は過剰包装をしていると答えた。ただし、包装廃棄物と気候変動に直接的な関係があると考えているのは、北米で57%に留まる。欧州ではこの割合が大幅に高かったという。
国連環境計画(UNEP)の2021年の推計では、年間4億トンのプラスチックが生産されている。近年は食品包装に含まれる化学物質やプラスチックへの懸念が高まっているが、企業側の対応は遅れている。
例えば、コカ・コーラ<KO>は昨年、自社製品で使用するプラスチック削減とリサイクル材の使用拡大に関する目標の達成時期を延期した。英日用品大手ユニリーバも昨年、バージンプラスチック(未使用のプラスチック)の使用削減目標の達成を先送りした。
オーラの調査で見られた消費者意識の変化は、食品、パーソナルケア、電子商取引(EC)業界にとって引き続きリスクだという。
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