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トランプ大統領、本日FRB本部を訪問

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/07/24 21:06

 トランプ大統領は本日遅くにFRB本部を訪問する予定となっている。ホワイトハウスと共和党は、FRB本部の改築費用の超過を理由にパウエル議長の解任を正当化する動きを強めている。ただ、トランプ大統領はパウエル議長を解任しないと公言しているが、大統領が共和党議員に対し、解任を検討していると伝えた後から、この問題は繰り返し取り上げられるようになっている。議長の任期は来年5月。

 訪問計画は、ホワイトハウスが毎日発表する日報の中で明らかにされたが、訪問の目的についての説明はない。ホワイトハウスのブレア副首席補佐官はSNSで、「木曜日にFRBの現場視察が行われる」と述べ、「FRBが折れた」ともコメントした。

 パウエル議長は先週、行政管理予算局(OMB)のトップであるボート氏宛てに書簡を送り、25億ドル規模の建設プロジェクトは、1930年代に建設されたナショナルモール沿いの歴史的建物2棟の改修を伴うため費用がかさむと説明した。FRBは現在、この建設プロジェクトの映像や、専用の情報ページも公開している。一方、ベッセント財務長官は、中央銀行業務以外でのFRBの経済研究の取り組みについても批判している。

 トランプ大統領の不満の主な原因は金利。大統領は現在の金利が「3%ポイント高過ぎる」と主張している。トランプ大統領が望むような金利政策が理想的だとするエコノミストは皆無だが、FRBのウォーラー理事などの一部の幹部は、民間雇用の伸び鈍化とインフレの粘着性を踏まえれば、いまのタイミングでの利下げは適切との見解を示している。

 現在のFRBの政策金利は、ECBの2倍、カナダ中銀よりも1.5%ポイント高い。

 米国の大統領がFRBを訪問したのは過去に3例のみで、最後に訪問したのはジョージ・W・ブッシュ大統領で、これまでの訪問はすべて友好的なものだった。

株探ニュース

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