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アルファベット、決算を受け上昇 設備投資拡大は正当との見解が多い=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/07/24 22:39

(NY時間09:39)(日本時間22:39)
アルファベットC<GOOG> 195.45(+3.94 +2.06%)
アルファベットA<GOOGL> 194.62(+4.39 +2.31%)

 アルファベット<GOOG><GOOGL>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。好決算ではあったものの、時間外で株価は売買が交錯していた。通期の設備投資を従来から約100億ドル上方修正したことが嫌気されていた模様。AI競争における巨額投資の正当性を巡る懸念を高めていた。

 しかし、動きが一巡すると、株価は次第に堅調に推移。一部のアナリストからは「クラウド事業の成長はAI関連のワークロードの拡大と、トークン数が月に2倍のペースで増加していることを示しており、同社による設備投資の13%増加は正当性を裏付けている」といったコメントも出ていた。

 中核事業である検索広告事業と成長中のクラウド事業は、同社がAI分野での競争力を維持するための巨額投資を支える収益源となっている。ピチャイCEOは決算発表に際して、クラウド製品やサービスの力強い需要の伸びを挙げ、設備投資増額の正当性を主張していた。

 アナリストのコメントは以下の通り。

 クラウドおよびAIへの投資は成果が出始めている。初期のつまずきの後、同社のAI開発はベンチマークをリードするモデルを生み出すようになっており、この自信が、2025年の設備投資計画を850億ドルに引き上げる根拠となっている。

 直近四半期では、検索、ユーチューブ、グーグルクラウドのすべてが加速しており、生成AIを活用したイノベーションが成長を後押ししている。同社のイノベーションの加速は複数年に渡る持続的な成長を見込めるものとして、「買い」の投資判断を再確認した。

 同社は今回の第2四半期決算で、実質すべての売上項目および最終利益で予想を上回る堅調な結果を示した。設備投資の増加は、クラウド製品およびサービスに対する強い需要に対応するためのものであり、競争が激化する中で、同社はこうした取り組みに投資する十分な正当性を持っている。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益:2.31ドル(予想:2.18ドル)
・売上高:964.3億ドル 14%増(予想:939.7億ドル)
・売上高(TAC除く):817.2億ドル 15%増(予想:796.0億ドル)
  グーグルサービス:825.4億ドル(予想:804.4億ドル)
  グーグル広告:713.4億ドル(予想:697.1億ドル)
  グーグル検索・その他:541.9億ドル(予想:528.6億ドル)
  YouTube広告:98.0億ドル(予想:95.6億ドル)
  グーグルネットワーク:73.5億ドル 1.2%減(予想:72.5億ドル)
  グーグルサブスク・プラットフォーム・デバイス:112.0億ドル(予想:107.9億ドル)
  グーグルクラウド:136.2億ドル(予想:131.4億ドル)
  その他:3.73億ドル(予想:4.29億ドル)
・営業利益:312.7億ドル(予想:310.7億ドル)

(通期見通し)
・設備投資:約850億ドル(従来:約750億ドル)(予想:733.1億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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