レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2025/07/31 23:07
(NY時間09:55)(日本時間22:55)
クアルコム<QCOM> 151.70(-7.36 -4.63%)
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を下回る1株利益の見通しを示している。
ただ、株価はネガティブな反応。スマホ向け売上高が予想を下回り、関税による業界への打撃への懸念を高める内容との受け止めのようだ。チップ市場の回復が脅かされているという広範な懸念をさらに強めるものとなっている。
アナリストは「決算自体に大きな問題はなかったものの、投資家は主にスマホおよび自動車向け半導体の販売の弱さから、全体として物足りなさを感じるだろう」と指摘。「見通しについては、半導体販売の強い見通しにもかかわらず、ライセンス収入の見通しが予想を下回ったことで、結果的に投資家を失望させることになる」とも述べた。
その一方で「同社の成長ポテンシャルは過小評価されている」とも付け加えた。
(4-6月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.77ドル(予想:2.72ドル)
・売上高(調整後):103.7億ドル 10%増(予想:103.3億ドル)
QCT:89.9億ドル(予想:90.5億ドル)
IoT:16.8億ドル(予想:15.8億ドル)
携帯端末:63.3億ドル(予想:64.8億ドル)
自動車:9.84億ドル(予想:9.67億ドル)
QTL:13.2億ドル(予想:12.5億ドル)
QSI:0ドル(予想:0.02億ドル)
・営業利益(調整後):35.8億ドル(予想:34.7億ドル)
(7-9月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.75~2.95ドル(予想:2.84ドル)
・売上高:103~111億ドル(予想:106.1億ドル)
QCT:90~96億ドル(予想:91.7億ドル)
QTL:12.5~14.5億ドル(予想:13.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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