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キャタピラー、決算受け下落 販売価格下落や利益率低下=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/08/05 23:40

(NY時間10:37)(日本時間23:37)
キャタピラー<CAT> 428.96(-4.75 -1.09%)

 キャタピラー<CAT>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は小幅な減収だったものの予想は上回った。ただ、1株利益が予想を下回ったことを嫌気している。ショベルカーやブルドーザーの販売価格の下落や利益率低下が要因。

 トランプ関税の影響で業界はパンデミック以来の最も混乱した状況に直面している。第2四半期は、一部市場での販売価格の下落や、関税に起因するコストの逆風が業績に影響した。

 今年5月に就任したクリードCEOは声明で「インフラ投資やエネルギー需要の高まりに支えられ、各セグメントで引き続き堅調な受注を確認した。需要は依然として底堅い」と述べた。

 アナリストは「同社の収益性は需要低迷により圧迫されているが、今年中に業績が底打ちするとの期待も高まりつつある」と述べている。

 通期のガイダンスについては、売上高は前回の横ばいからやや増加に上方修正した一方、サービス関連の売上高については前年並みとし、従来の想定をやや下回るとした。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):4.72ドル(予想:4.88ドル)
・売上高:165.7億ドル 0.7%減(予想:163.3億ドル)
  機械・エネルギー・輸送:156.7億ドル 1%減
  金融:8.95億ドル 5.4%増(予想:8.77億ドル)
・営業利益(調整後):29.2億ドル(予想:29.8億ドル)
・研究開発費:5.51億ドル 3%増(予想:5.40億ドル)

(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:緩やかな増加
・関税の追加影響:40~50億ドル
・関税の影響込みの営業利益率(調整後):前年より低下
・関税の影響を除けば、営業利益率(調整後):24年第3四半期並み

(通期見通し)
・売上高:やや増加の見通し(従来:横ばい)
・サービス関連:前年並みの見通し(従来の想定をやや下回る)
・関税の追加影響:130~150億ドル
・設備投資:25億ドルを維持
・営業利益率(調整後):関税影響込みで年間レンジの下半分、除外すれば上半分
・機械・エネルギー・輸送部門のFCF:年間目標レンジの中間付近
・ディーラー在庫:25年末までに前年末比横ばい
・リストラ費用:3.0~3.5億ドルを見込む

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


株探ニュース

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