マッチ・グループ、決算受け大幅高　回復の兆しをうかがわせる内容＝米国株個別

（NY時間15:17）（日本時間04:17）
マッチ・グループ<MTCH>　37.17（+3.44　+10.19%）

　出会い系のマッチングサイト運営のマッチ・グループ<MTCH>が大幅高。売上高が予想を上回ったほか、フリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）も予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る第３四半期の売上高見通しを示したほか、通期のＦＣＦの見通しを上方修正した。今回の決算は１年以上続いた売上減からの回復の兆しをうかがわせる内容となっている。

　同社はまた、製品開発に５０００万ドルを投資する計画も示した。投資対象にはティンダー、ヒンジおよびアーチャーやハーといった初期段階のサービスも含まれる。ラスコフＣＥＯは「今後ティンダーで魅力以外の要素でも相手を判断できるような低プレッシャーの機能を追加する」と述べ、２０２６年２月にはティンダーのユーザー体験はこれまでと大きく変わっていると確信している」と語った。

（４－６月・第２四半期）
・１株利益（調整後）：0.49ドル（予想：0.51ドル）
・売上高：8.64億ドル（予想：8.54億ドル）
　　　ティンダー：4.61億ドル（予想：4.54億ドル）
　　　ヒンジ：1.68億ドル（予想：1.66億ドル）
　　　ＭＧアジア：6890万ドル（予想：6850万ドル）
　　　エバーグリーン＆アマージング：1.48億ドル（予想：1.49億ドル）
・営業利益（調整後）：2.90億ドル（予想：3.00億ドル）
・総課金者数：1410万人（予想：1418万人）
・FCF：4.09億ドル（予想：2.42億ドル）

（７－９月・第３四半期見通し）
・売上高：9.10～9.20億ドル（予想：8.90億ドル）
・営業利益（調整後）：3.30～3.35億ドル（予想：3.36億ドル）

（通期見通し）
・FCF：10.6～10.9億ドル（従来：10.0～10.3億ドル）（予想：9.50億ドル）
・設備投資：5500万～6500万ドル（従来：4500万～5500万ドル）（予想：5240万ドル）

【企業概要】
　世界各国向けに、出会い系のマッチングサイトを運営する。Tinder、 Match、 Meetic、OkCupidなどのブランドの下、地理・文化・宗教などの顧客の趣向に沿った婚活・出会いのオンラインサイトの提供、関連サービスを多言語で提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース