レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/10/14 00:01
ＯＰＥＣは本日公表した月報で、原油市場の見通しを据え置いた。ＯＰＥＣは２０２５年の世界の原油需要が日量１３０万バレル、２６年には１４０万バレル増加すると予想。いずれも前回の月報から変更はなかった。
一方、来年にかけて市場が供給過剰に転じる見通しにもかかわらず、ＯＰＥＣプラスは増産を継続している。月報によると、９月の同グループの産油量は前月比で日量６３万バレル増加。データは二次情報源に基づいている。
北海ブレント原油先物は過去１年で１８％下落しており、下げの大部分はＯＰＥＣプラスによる増産が４月に発表された後に起きた。市場の想定を上回る供給方針に、投資家は動揺した。
ＯＰＥＣプラス産の原油に対する需要見通しも変更なく、２５年は日量４２５０万バレル、２６年は４３１０万バレルとされた。
ＯＰＥＣプラスは今月、１１月に日量１３万７０００バレルの増産を実施することで合意。今年初めと比べて供給増のペースは鈍化している。
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