ダウ先物はプラス圏、米銀行株は昨日の下げが一服＝米国株

ダウ先物はプラス圏、米銀行株は昨日の下げが一服＝米国株

米株価指数先物（12月限）（NY時間09:09）（日本時間22:09）
ダウ先物　46230（+70.00　+0.15％）
S＆P500　6666.75（-2.00　-0.03％）
ナスダック100先物　24770.50（-60.75　-0.24％）

　きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は小幅高、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００はマイナス圏。アジア、欧州は金融株を中心に軟調地合い。昨日、米地銀株を中心に売りが出た流れがアジア、欧州市場に影響している。もっとも、昨日下げたザイオンズバンコープ<ZION>やウェスタン・アライアンス・バンコープ<WAL>などは時間外で買い戻し。昨日は地銀株の下げの影響で軟調となっていた大手銀行株もプラス圏推移となっている。
　
　昨日、　商業用不動産ローン投資ファンド向けの融資で不正の被害を報告したことをきっかけに大きく下げたザイオンズバンコープ<ZION>とウェスタン・アライアンス・バンコープ<WAL>の地銀二行は時間外でしっかり。特にザイオンズは４％を超える上昇。

　商業銀行大手バンク・オブ・アメリカ<BAC>は時間外でしっかり。昨日の銀行株安の流れが一服している。シティグループ<C>もプラス圏推移。

　マグニフィセントセブンはやや軟調な動きが目立つ。半導体大手エヌビディア<NVDA>やEV車大手テスラ<TSLA>が売られている。

　その他銘柄では製薬会社イーライリリー<LLY>が大幅安。トランプ大統領が糖尿病薬オゼンピックの価格が月額１５０ドルまで下がる可能性があると発言したことが売りを誘っている。

　無線通信のＡＳＴスペースモバイル<ASTS>はバークリーがオーバーウェイトからアンダーウェイトへ引き下げたことを受けて５％を超える大きな下げ。

　ビットコインなど仮想通貨安の流れから、関連銘柄は軟調。サークル・インターネット・グループ＜crcl＞やハイブ・デジタル・テクノロジーズ<HIVE>などが売られている。

ＡＳＴスペースモバイル<ASTS>　84.02（-5.48　-6.13%）
サークル・インターネット・グループ＜crcl＞　125.30（-3.16　-2.46%）
Ｈｉｖｅ　Ｄｉｇｉｔａｌ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ　Ｌｔ<HIVE>　4.97（-0.87　-14.90%）
ザイオンズバンコープ<ZION>　49.35（+2.42　+5.16%）
ウェスタン・アライアンス・バンコープ<WAL>　71.84（+1.52　+2.16%）
バンク・オブ・アメリカ<BAC>　50.81（+0.37　+0.73%）
シティグループ<C>　96.31（+0.05　+0.05%）
テスラ<TSLA>　425.49(-3.26　-0.76％)
エヌビディア<NVDA>　179.75(-2.06　-1.13％)
イーライリリー<LLY>　785.00(-34.38　-4.20％)

MINKABU PRESS編集部

株探ニュース