TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

テスラ、決算受け下落 販売...

テスラ、決算受け下落 販売台数は過去最高もコスト上昇が響く=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/23 22:36

(NY時間09:36)(日本時間22:36)
テスラ<TSLA> 414.20(-24.77 -5.64%)

 テスラ<TSLA>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。フリーキャッシュフロー(FCF)は予想を大きく上回っている。

 電気自動車(EV)の販売台数は過去最高を記録したものの、連邦政府の政策転換とコスト上昇が響いた。これは、同社が変化する米政策やコスト上昇圧力に直面していることを示している。販売台数は9月30日に期限切れとなったEV購入向けの税控除(7500ドル)を利用しようとする顧客が駆け込んだことによる一時的な押し上げだった。

 同社は前四半期と同様に「変化する世界貿易・財政政策が自社事業に与える影響を測定するのは難しい」と繰り返し述べた。業績がマクロ経済環境の動向や自動運転化の加速・主要製品の生産拡大スピードに左右されるとの認識を示している。

 マスクCEOは決算発表の場で、AI関連の取り組みや自身の1兆ドル規模の報酬パッケージについても言及。報酬案に反対する議決権行使助言会社ISSを厳しく批判。11月6日の年次株主総会で、この報酬案の是非を巡る投票が行われる予定。マスクCEOはISSなど助言会社について、「ISSやグラス・ルイスのような全く何も分かっていない連中のばかげた勧告で追い出されるなら気分が悪いだけだ」と述べ、両社は株主の利益を代表していないと批判した。

 アナリストは「同社利益で予想を下回ったが、それはもはや重要ではない。なぜなら、同社にとって自動車事業が今後の中心ではないことが明確に理解されてきているからだ」と指摘。さらに、「ファンダメンタルズ面では疑問もあるが、AI関連の取り組みが転換点を迎えているいま、それはほとんど意味をなさなくなっている」と述べた。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.50ドル(予想:0.54ドル)
・売上高:281.0億ドル 12%増(予想:263.6億ドル)
・自動車部門の粗利益率(排出権取引除く)は15.4%
・粗利益率:18.0%(予想:17.2%)
・営業利益:16.2億ドル(予想:16.5億ドル)
・FCF:39.9億ドル(予想:12.5億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

関連銘柄

銘柄名称

株価

前日比

TSLA

テスラ

 

443.57

(04:09)

+4.60

(+1.05%)

この銘柄の最新ニュース

最新人気記事

TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

テスラ、決算受け下落 販売...