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アメリカン航空が上昇 通期1株利益の見通しを黒字に上方修正 プレミアムレジャーが成長をけん引=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/23 23:11

(NY時間10:08)(日本時間23:08)
アメリカン航空<AAL> 12.53(+0.44 +3.64%)

 アメリカン航空<AAL>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株損益の赤字は予想ほど膨らまなかった。ガイダンスも公表し、第4四半期の1株利益の見通しが予想を上回ったほか、通期についても1株利益は完全に黒字に上方修正している。従来の予想レンジは赤字の可能性も見込んでいた。

 企業出張とプレミアムレジャー(高価格帯旅行)が業界の成長をけん引しており、同業他社と同様に年末にかけての力強い見通しを示した。地域別では、米国内市場の売上が予想を上回った一方、欧州・中南米向けの国際線販売は予想を下回った。

 同社は声明で「プレミアム運賃単価の伸びがエコノミーを上回っている。2027年末までに総負債を350億ドル未満に抑える目標に向けて順調に進んでいる」と述べた。同社は大手航空の中で最後に決算を発表したが、年前半の低迷を経て業界全体が好調な四半期を迎えた。

 しかし、プレミアム旅行の需要がピークを過ぎた可能性も指摘されており、この分野に多くを投資してきた航空会社への投資家の見方に影を落としている。

(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):0.17ドルの赤字(予想:0.27ドルの赤字)
・売上高:136.9億ドル 0.3%増(予想:136.3億ドル)
  旅客:124.7億ドル(予想:124.1億ドル)
  貨物:0.42億ドル(予想:0.45億ドル)
  その他:5.94億ドル(予想:6.08億ドル)
・有効座席マイル(ASM):774億マイル(予想:773億マイル)
・有償旅客マイル(RPM):665.8億マイル(予想:663.9億マイル)
・搭乗率:86.0%(予想:85.9%)
・有償座席マイル収入(PRASM):16.11セント 2.7%減
・座席マイル単価(CASM):17.49セント 2.4%減
・FCF(調整後):10億ドル超(予想:9.7億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.45~0.75ドル(予想:0.33ドル)
・営業利益率(調整後):5~7%
・輸送能力:3~5%増
・燃料除くCASM:2.5~4.5%増

(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.65~0.95ドル(従来:0.20ドルの赤字~0.80ドル)(予想:0.43ドル)
・FCF:10億ドル超

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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