レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/10/25 00:52
英中銀は、AIの将来性への期待を受けたデータセンター向け融資の点検を進めている。ブルームバーグが伝えた。英中銀は以前から、IT関連企業のバリュエーション急騰に伴う市場リスクを指摘し、AIの影響に関する期待が楽観的ではなくなった場合の急激な調整リスクを警告している。
英中銀は現在、AI企業と金融業界の関わりに関心を持っているという。現時点では融資規模は小さく、データセンターの初期建設費の大半は株式で賄われているが、今後大幅な増加が見込まれている。米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、AIの計算能力需要に対応するため、2030年までに世界で約5.2兆ドルの支出が必要となる。
AI業界の支出が、人材採用から他の用途が限られたデータセンターの建設や資金調達に数十億ドル単位で移行していることを英中銀が懸念しており、調査を行っているという。
また、現時点では、銀行がAI企業に直接関与しているケースは少ないが、金融業界はデータセンター向けの証券化ローンなどを通じ、間接的にエクスポージャーを有している。バンカメ<BAC>の8月の推計では、データセンター資産担保証券(ABPS)と商業用不動産担保証券(CMBS)の発行残高は約490億ドルに上る。
英中銀はAIブームの中核をなす企業の相互依存関係についても、より深く把握しようとしているという。
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