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チポトレ、決算受け大幅安 既存店売上高の伸びが予想を大きく下回る=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/30 23:08

(NY時間10:07)(日本時間23:07)
チポトレ<CMG> 32.85(-6.91 -17.38%)

 ブリトーなどメキシコ料理のファストフード店を展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高は予想範囲内だったものの、既存店売上高の伸びが予想を大きく下回った。

 ガイダンスも公表し、既存店売上高の見通しを従来の横ばいから減収に下方修正している。同社は外食需要の減退を理由に、今年3回目の通期見通しの下方修正を行った。これについてボートライトCEOは「消費者の支出減速が業績に明確な影響を与えている」と述べた。

 コスト面では、1桁台半ばに上昇しており、2026年も同水準で推移する見込みだとしている。コスト上昇の主因は牛肉価格の上昇および関税の影響だとしている。

 アナリストは「同社の四半期ベースの既存店売上高は、来店客数の急減を背景に、1桁台前半から半ばの減少となる可能性がある。また、ガイダンスに基づくと、第4四半期のレストラン営業利益率は前年の24.8%から大幅に低下する見通しだ」と述べている。その要因は売上減少によるスケール効果の喪失(デレバレッジ)と、人件費・食材価格のインフレによる圧迫とされている。

(7-9月・第3四半期)
・既存店売上高:0.3%増(予想:1.0%増)
・1株利益(調整後):0.29ドル(予想:0.29ドル)
・売上高:30.0億ドル(予想:30.2億ドル)
・営業利益率:15.9%(予想:16.6%)
・店舗レベル営業利益率:24.5%(予想:25.5%)
・新規レストラン数:84店(予想:91店)
・期末営業レストラン数:3916店(予想:3929店)
・レストラン平均売上高:313万ドル(予想:312万ドル)

(通期見通し)
・既存店売上高:1桁台前半の減少(従来:横ばい)
・新規レストラン数:315~345店を維持(予想:333店)

【企業概要】
 米国内外でメキシコ料理店を所有・運営する。人工着色料、香料、保存料を使用しない安全な食材を責任を持って調達し、伝統的な調理法で本物の料理、ブリトー、ケサディーヤ、タコス、サラダなどのメニューを提供する。地元産の有機農産物や動物福祉基準で責任を持って飼育された食肉の調達にも取り組む。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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