オートデスク、決算受け上昇　通期見通しを上方修正＝米国株個別

（NY時間11:49）（日本時間01:49）
オートデスク<ADSK>　303.80（+9.37　+3.18%）

　設計ソフトウェアのオートデスク<ADSK>が上昇。前日引け後に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ビリング（未収請求を考慮した売上高）や残存履行義務も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、２６年度通期の見通しを上方修正している。

　投資判断を「買い」に引き上げたアナリストは「今回の決算は、ここ数年の同社の決算の中でも最もクリーンな内容の１つで、強力な実行力が全ての指標を押し上げた」と述べている。今回の投資判断引き上げは、非常に健全な第３四半期決算を受けたものだとしている。

（８－１０月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：2.67ドル（予想：2.50ドル）
・売上高：18.5億ドル　18％増（予想：18.1億ドル）
　　サブスク：17.3億ドル（予想：16.9億ドル）
　　保守サービス：0.08億ドル（予想：0.083億ドル）
　　その他：1.11億ドル（予想：1.06億ドル）
・ビリング：18.6億ドル　20％増（予想：18.4億ドル）
・残存履行義務：73.6億ドル（予想：62.2億ドル）
・営業利益率（調整後）：38.0％（予想：36.6％）
・FCF：4.30億ドル（予想：3.36億ドル）

（１１－１月・第４四半期見通し）
・１株利益（調整後）：2.59～2.67ドル（予想：2.54ドル）
・売上高：19.0～19.2億ドル（予想：18.6億ドル）

（２６年度通期見通し）
・１株利益（調整後）：10.18～10.25ドル（従来：9.80～9.98ドル）（予想：9.94ドル）
・売上高：71.5～71.7億ドル（従来：70.3～70.8億ドル）（予想：70.7億ドル）
・ビリング：74.7～75.3億ドル（従来：73.6～74.5億ドル）（予想：74.1億ドル）
・営業利益率（調整後）：37.5％（従来：37％）（予想：37.1％）
・FCF：22.6～22.9億ドル（従来：22.0～22.8億ドル）（予想：22.4億ドル）

【企業概要】
　テクノロジー製品とサービスを通じて顧客に生産的なビジネスソリューションを提供する設計ソフトウェアおよびサービス会社。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース