レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/12/03 07:58
*07:58JST 2日の米国市場ダイジェスト:NYダウは185ドル高、暗号資産市場の回復で安心感
■NY株式:NYダウは185ドル高、暗号資産市場の回復で安心感
米国株式市場は反発。ダウ平均は185.13ドル高の47474.46ドル、ナスダックは137.76ポイント高の23413.68で取引を終了した。
暗号資産市場の回復でリスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補を来年初旬に指名するとしながらも、ハセット国家経済会議(NEC)委員長に言及したため積極的な利下げ期待に相場は終日堅調に推移。長期金利も伸び悩み相場を支援し、終了した。セクター別では資本財、消費者サービスが上昇した一方、エネルギーが下落。
■NY為替:ドルは伸び悩み、米次期FRB議長下でのハト派FOMCを織り込む
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円18銭まで上昇後、155円76銭まで下落し、155円85銭で引けた。世界債券相場の動向に連れ米国債相場も続落し長期金利上昇でドル買いが優勢となった。トランプ大統領が来年初めに連邦準備制度理事会(FRB)の次期副議長を発表すると言及すると、次期議長のもと、ハト派連邦公開市場委員会(FOMC)を織り込み金利が低下に転じ、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.1591ドルまで下落後、1.1626ドルまで上昇し、1.1624ドルで引けた。露ウクライナ和平を巡る期待感後退で、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は181円36銭まで上昇後、180円76銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.3180ドルまで下落後、1.3215ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8050フランから0.8027フランまで下落した。露、ウクライナ地政学的リスク存続で安全通貨フラン買いが優勢となった。
■NY原油:弱含みで58.64ドル、需給ひっ迫は想定されず
NY原油先物1月限は弱含み(NYMEX原油1月限終値:58.64 ↓0.68)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.68ドル(-1.15%)の58.64ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.28-59.67ドル。アジア市場の序盤で59.67ドルまで買われたが、短期的には需給ひっ迫となることは想定されていないため、利食い売りが強まる展開となった。米国市場の前半にかけて58.28ドルまで下落。売り一巡後に59.40ドルまで戻したが、通常取引終了後の時間外取引では上げ渋り、主に59ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 53.19ドル -0.05ドル(-0.09%)
モルガン・スタンレー(MS) 169.09ドル +0.62ドル(+0.36%)
ゴールドマン・サックス(GS)815.21ドル +4.35ドル(+0.53%)
インテル(INTC) 43.47ドル +3.46ドル(+8.64%)
アップル(AAPL) 286.19ドル +3.09ドル(+1.09%)
アルファベット(GOOG) 316.02ドル +0.90ドル(+0.28%)
メタ(META) 647.10ドル +6.23ドル(+0.97%)
キャタピラー(CAT) 582.47ドル +14.41ドル(+2.53%)
アルコア(AA) 41.45ドル -0.20ドル(-0.48%)
ウォルマート(WMT) 112.41ドル +0.88ドル(+0.78%)
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