レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2021/07/29 23:15
スマホ用半導体のクアルコム<QCOM>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。5Gのネットワークとスマホの新機種からの需要が旺盛で、同社への受注も大幅に増えた。5Gへのアップグレードや、経済活動再開で消費者の機種変更が進んでいる中で、同社は第4四半期に関しても強気な見通しを示した。
同社のアモンCEOはインタビューで、「スマホ以外の事業も拡大し、コンピューターやネットワーク機器、家電分野での受注も目指しているが、中核市場以外で年間100億ドルの売上高を達成するペースにある」と述べた。「多角化は本物だ。当社は他の多くの業界にとって重要な会社になりつつある」とも語った。一方、中国とインド市場の弱さにも言及していた。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げも相次いでいる。中には180ドルまで引き上げたアナリストもいた。「次の四半期のチップセットのEBITマージンは30%への上昇も期待される。数四半期前には到達できないと言っていた数値だ。ただし、現在のマージンのうち、どの程度がタイトな需給に基づくものなのかの疑問もある。場合によっては、競争力のある価格設定シナリオのいくつかが排除される可能性もある」と指摘した。
(4-6月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.92ドル(予想:1.69ドル)
・売上高:80億ドル(予想:75.7億ドル)
QCT:64.7億ドル(予想:60.0億ドル)
QTL:14.9億ドル(予想:14.5億ドル)
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.15~2.35ドル(予想:2.07ドル)
・売上高:84~92億ドル(予想:85.0億ドル)
(NY時間10:02)
クアルコム<QCOM> 149.91(+7.47 +5.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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