レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/12/21 08:58
3M<MMM>は自然界で分解されない「フォーエバーケミカル(永遠の化学物資)」と呼ばれる有機フッ素化合物の生産を2025年末までに取りやめ、同社製品での使用を中止すると発表した。
パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の製造中止に伴い特別損失を13億-23億ドル計上する見込み。これには今四半期分の最大10億ドルも含まれる。
第二次世界大戦中の原爆計画で研究されたPFASは有害性が疑われ、同社は巨額の損害賠償を求める訴訟に直面。規制当局からの圧力も高まっていた。3MはPFASを利用し、70年余りに渡り「スコッチガード」など極めて多数の製品を開発してきた。潜在的な法的負担は300億ドルに達するとも想定されている。
ローマンCEOは「規制強化の動きと消費者のPFAS使用に対する不安を踏まえた決定。現在PFASを生産している工場の今後について詳細を示すのは時期尚早」とも述べた。PFASの同社の年間売上高は現在約13億ドル。
株価への影響は限定的。
(NY時間09:46)
3M<MMM> 121.61(-0.52 -0.43%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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