レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2023/04/27 22:56
サウスウエスト航空<LUV>が下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株損益の赤字は予想以上に膨らんだ。12月に発生した運航中断の影響が第1四半期に予想以上の損失をもたらした。
12月の混乱により、1月と2月の旅行のキャンセルや予約遅延に伴うコスト増と収入減を含め、税引前で3億8000万ドルの財務上の打撃を受けた。ただ、3月からはトレンドが好転しており、今期は黒字に転換する見込みだと述べている。ジョーダンCEOは声明で、「不透明な経済環境に留意しつつも、国内航空券の需要はこれまでのところ堅調に推移している」と述べた。
投資家は年末年始のスケジュール管理システム障害による1万6000便を超えるフライトがキャンセルされた問題の影響を注視している。今月にはベンダーが提供するファイアウォールが故障し、運航に必要なデータの流れが遮断されたため、全便が一時的に運航停止されていた。
同社はまた、ボーイング<BA>の生産遅延が続き、2度目の年内航空機納入予定数削減を余儀なくされたとも発表。同社は年内に737マックス8を70機納入されるとしている。もともと100機を予定していたが、それが90機に下方修正されていた。その結果、年後半に予定していた輸送能力の増強が何パーセントか減少することになる。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.27ドル(予想:-0.22ドル)
・売上高:57.1億ドル(予想:57.3億ドル)
旅客収入:51.1億ドル(予想:51.3億ドル)
・座席有効マイル:381億(予想:371億)
・有償旅客マイル:295億(予想:313億)
・有償搭乗率:77.6(予想:82.6%)
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:2019年第4四半期比13~17%
・座席有効マイル:2019年第4四半期比約2%減
(通期見通し)
・座席有効マイル:2019年比約4.5%減(従来:4.0%減)
(NY時間09:43)
サウスウエスト航空<LUV> 29.06(-1.85 -5.97%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。