レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2023/06/12 23:53
アナリストが中小企業向け財務ソフトを手掛けるビル<BILL>の投資判断を「中立」に引き下げた。中堅企業が買掛金自動化と企業間決済において最も魅力的な機会を有していると指摘している一方で、同社については中小企業へのエクスポージャーの大きさを理由に投資判断を引き下げている。
企業間決済は大きなチャンスだが、コストとメリットのばらつきが大きく、収益化と導入は限定的だと述べている。買掛金自動化プロバイダーやその他のB2B決済関連企業は、パンデミック時に売上高が加速度的に増加したが、その成長は最近の四半期に大幅に鈍化していると指摘。
また、インターネット決済専用カード、バーチャルカードの導入はB2Bの収益機会にとって重要だとも指摘。しかし、バーチャルカードの利用はコストによって構造的に制限されているとしている。バーチャルカードの普及が進まなければ、広範なB2B決済の収益機会は、楽観的な投資家が予想するよりも成長が鈍化する可能性が高いという。
ただ、株価は下落して始まったものの、売り一巡後は買い戻しが入り、プラスに転じている。
【企業概要】
米国内の中小企業向けに、財務処理の自動化を目的とするクラウドベースのソフトウェアを提供。顧客企業は、請求書の作成と処理、承認の合理化、支払いの実行と受け取り、従業員の経費管理、会計システムとの同期、現金管理などを行うことが可能になる。
(NY時間10:40)
ビル<BILL> 115.63(+0.37 +0.32%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。