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ヴァージン・ギャラクティックが決算を受け大幅安 売上高が予想に届かず=米国株個別

レポート

配信元:MINKABU PRESS

投稿: 2024/02/29 00:27

(NY時間10:13)(日本時間00:13)
ヴァージン・ギャラクティック<SPCE> 1.71(-0.19 -10.00%)

 宇宙旅行のヴァージン・ギャラクティック<SPCE>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、EBITDAやフリーキャッシュフロー(FCF)の赤字は予想ほど膨らまなかったものの、売上高が予想を下回った。商業宇宙飛行事業と将来の宇宙飛行の顧客からの会費が売上を牽引したものの、期待には届かなかった。第1四半期の売上高見通しについても予想を大きく下回っている。

 同社は昨年半ばに商業飛行を開始して以来、6回のミッションを宇宙に送り出しているが、次世代スペースプレーン「デルタ」を開発する間、コスト抑制のために年後半は飛行を一時停止すると発表。この次世代スペースプレーンは再利用が可能で、飛行間隔が短くなるよう最適化され、2026年から運用を開始する予定だという。アリゾナ州にある新しいデルタ宇宙船工場は、今年半ばにオープンする予定で、この施設では年間6機の宇宙船を生産できるとしている。

 同社のアーレンズCFOは「年間300-400便のフライトを運航できれば、最終的には年11億-14億ドルの売上を得ることができると考えている」と述べた。

(10-12月・第4四半期)
・1株損益:-0.26ドル(予想:-0.32ドル)
・売上高:281万ドル(予想:298万ドル)
・EBITDA(調整後):-8380万ドル(予想:-1.02億ドル)
・FCF:-1.14億ドル(予想:-1.30億ドル)

(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:約200万ドル(予想:1260万ドル)
・FCF:-1.25~1.35億ドル(予想:-1.39億ドル)

【企業概要】
 個人及び研究者向けに有人宇宙飛行サービスを提供する。独自の再利用可能な技術と顧客体験に基づき、数分間の無重力状態と宇宙からの地球の眺めなど複数日にわたる飛行体験を顧客に提供するように設計された宇宙飛行システムを開発する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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