レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2024/08/13 09:21
米消費者は請求書の滞納を懸念する傾向が強まっており、滞納予想はパンデミック以来の高水準に上昇した。NY連銀がこの日発表した調査によると、消費者が今後3カ月間に最低限支払うべき債務を滞納する可能性の平均は13.3%に上昇し、2020年4月以来の高水準となった。1年前と比較してクレジット・アクセスに対する認識も悪化し、家計支出の伸びに対する期待も過去3年以上で最低の水準に落ち込んだ。
労働市場に対する労働者の見方はより複雑。米国人は、失業や今後1年間の失業率上昇に対する恐怖心は薄れているものの、失業した後に仕事を見つけるのは難しくなるだろうと回答している。この調査結果は、労働市場が弱体化し、債務返済が滞る消費者が増えていることを示す広範な経済データと一致している。先日の米雇用統計では、7月の雇用は減速し、失業率は予想外に上昇し、4.3%と約3年ぶりの高水準となった。
インフレが冷え込み、労働市場が軟化しているいま、FRBは雇用により重点を置き始めている。政策決定者たちは、基準金利を1年以上にわたって20年来の高水準に据え置いているが、インフレ率の低下が続けば、早ければ9月にも借入コストの引き下げを開始すると示唆している。
一方、短期および長期のインフレ期待は安定しており、1年間のインフレ見通しの中央値は3.0%、5年間の見通しは2.8%と変わらなかった。しかし、3年後のインフレ見通しは0.6%ポイント低下して2.3%となり、2013年の調査開始以来最低となっている。
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者、情報提供者及び広告主は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。