レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/05/25 23:13
高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。販売戸数も予想を上回っている。ただ、需要鈍化を見込み、通期の販売戸数の見通しは下方修正した。前日発表になった4月の米新築住宅販売件数はパンデミック開始以来の最低水準に落ち込んでいたが、現在の住宅建設業者は不透明な状況に直面している。
ただ、株価は前向きな反応。第2四半期の数字が予想を上回ったことを素直に好感している模様。また、2000万株を上限とする新たな自社株買い計画も支援材料となっているようだ。
しかし、アナリストからは慎重な声も少なくない。第3四半期のガイダンスが予想を下回ったことに加え、過去1カ月間の需要が軟調であったという経営陣のコメントは住宅ローン金利上昇を背景にセンチメントを冷え込ませる可能性を示唆しているという。
第4四半期のガイダンスは第3四半期以降の急成長を示唆しているが、マクロ環境を考慮すると、投資家は信用しづらいかもしれないとも語った。
(2-4月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.85ドル(予想:1.50ドル)
・売上高:22.8億ドル(予想:21.0億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):26.1%(予想:25.3%)
・EBITDA(調整後):0.37億ドル(予想:0.37億ドル)
・販売戸数:2407戸(予想:2369戸)
・受注残:117.1億ドル(予想:117.3億ドル)
・販管比率:11.1%(予想:11.8%)
(5-7月・第3四半期見通し)
・販売戸数:2750戸
・住宅粗利益率(調整後):27.0%(予想:27.5%)
・販管比率:10.5%(予想:10.1%)
(通期見通し)
・販売戸数:1万1000~1万1500戸(従来:1万1250~1万2000戸)
・住宅粗利益率(調整後):27.0%(予想:27.5%)
・販管比率:10.4%(従来:10.5%)(予想:10.4%)
(NY時間10:00)
トール・ブラザーズ<TOL> 46.44(+1.90 +4.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。