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ターゲットが決算受け大幅安 在庫の積み増しが収益性を損なう=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2024/11/20 23:40

(NY時間09:40)(日本時間23:40)
ターゲット<TGT> 124.33(-30.55 -19.72%)

 ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が大幅安。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高、売上高とも予想を下回ったほか、1株利益も予想を大きく下回った。ガイダンスも公表し、年末商戦の第4四半期の1株利益が予想を下回ったほか、通期についても1株利益の見通しを下方修正した。

 同社は売上高が横ばいとなった四半期と在庫の積み増しが収益性を損なったと警告。同社も先月の米港湾ストライキに備えて、より多くの商品在庫を備蓄したため、利益が打撃を受けた。追加の在庫保有は、同社の予想よりも高くつき、利益を圧迫した。米消費者が衣料品や家庭用品などの必需品以外の支出を減らしているとも述べた。

 アナリストからは「今週のウォルマート<WMT>の決算は市場シェア拡大が業績を下支えしていたが、今回の同社の弱々しい結果は、全体的に消費者が逆風に直面し続けている一方で、強みの大部分は市場シェア拡大であることを浮き彫りにしている」との指摘も出ている。今回の結果は他のコールズ<KSS>やドルショップ企業にとっても良い兆候ではない可能性が高いとも付け加えた。

(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:0.3%増(予想:1.5%増)
・1株利益(調整後):1.85ドル(予想:2.30ドル)
・売上高:252.3億ドル(予想:257.4億ドル)
  デジタルの割合:18.5%
・粗利益率:27.2%(予想:28.7%)
・営業利益:1.17億ドル(予想:1.46億ドル)
・営業利益率:4.6%(予想:5.6%)
・EBITDA(調整後):19.5億ドル(予想:21.6億ドル)
・顧客取引件数:2.4%増
・平均取引額:2.0%減(予想:1.1%減)
・総店舗数:1978店(予想:1972店)

(11-1月・第4四半期見通し)
・既存店売上高:ほぼ横ばい
・1株利益(調整後):1.85~2.45ドル(予想:2.65ドル)

(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):8.30~8.90ドル(従来:9.00~9.70ドル)(予想:9.57ドル)

【企業概要】
 生鮮食品、ドライ・グロサリー、乳製品、冷凍品などの一般的な商品を販売し、自社クレジットカードも発行する米国の総合ディスカウントストア。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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