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米単位労働コスト、労働市場がもはやインフレの原因ではないことを示唆

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2024/12/11 00:28

*非農業部門労働生産性(第3四半期・確報値) 22:30
結果 2.2%
予想 2.2% 速報 2.2%(前期比・年率)

*単位労働コスト(第3四半期・確報値)
結果 0.8%
予想 1.3% 速報 1.9%(前期比・年率)

 米労働省が本日発表した第3四半期の米単位労働コストの確報値は、前期比年率換算で0.8%の上昇と、速報値から下方修正され予想も下回った。これは労働市場がもはやインフレ圧力の原因ではないことを示唆している。

 一方、非農業部門労働生産性は2.2%上昇と速報値と変わらなかった。労働生産性は従業員1時間当たりの生産高を示す。また、労働者時間当たり給与は、インフレ調整前の数値で3.1%上昇したが、これは速報値よりも1.1ポイント低い。

 この数値は、生産性向上の取り組みが依然高い営業コストの影響を緩和し、企業による値上げ圧力を軽減していることを示している。ここ数カ月間、根強いインフレ傾向が続いているが、今回の数字はFRBにとって心強い進展と言えそうだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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