レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2024/12/11 07:40
*07:40JST NYの視点:米国経済を楽観、11月中小企業楽観指数も21年6月来で最高、来年の利下げの行方はより不透明に
米労働省が発表した7-9月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率+2.2%と、予想通り速報値から修正なく伸びは昨年10-12月期来で最大となった。同期単位労働コスト改定値は前期比年率+0.8%と、速報値+1.9%から予想以上に下方修正された。前期4-6月期のマイナス1.1%からはプラスに改善した。賃金インフレも抑制される中、生産性は伸びており、米国経済に楽観的な見方が広がった。
全米独立企業連盟(NFIB)が発表した11月中小企業楽観指数は101.7と、10月93.7から予想以上に上昇し、パンデミックの収束が見えて大きく改善した21年6月来で最高となった。経済政策の主要な転換、特に減税、規制緩和が成長を支援すると、トランプ次期政権への期待が指数を押し上げた。米国経済をけん引する中小企業が楽観的見解を強めたことで、来年から躊躇していた新規従業員の雇用や設備投資が注意深く加速する可能性がある。中小企業主の今後3カ月のうちに新規雇用計画があるとの回答は18%で10月15%から上昇。ほぼ1年ぶりの高水準となった。
売り上げ増予想は14%と、10月の-4%から大きくプラスに好転。今後6か月の資本支出を見込んでいる企業主は28%と、10月22%から上昇した。トランプ次期政権の政策には依然不透明であるものの、中小企業のビジネスが2025年の雇用や成長を支えていく可能性がでてきた。
アトランタ連銀の10-12月期国内総生産(GDP)予想は3.334%成長と、強い。
市場は12月12月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは86%織り込んだ。しかし、来年の利下げの行方はより不透明となった。
■米11月全米独立企業連盟(NFIB)中小企業楽観指数:101.7(10月93.7)
今後3カ月のうちに新規雇用計画:18%(10月15%)
売り上げ増を予想:14%(-4%)
今後6か月の資本支出:28%(22%)
収益予想:-26%(-33%)
<NH>
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。