レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2024/12/28 00:30
(NY時間10:27)(日本時間00:27)
アップル<AAPL> 255.09(-3.94 -1.52%)
アップル<AAPL>は年末にかけて買いが強まり、前日は最高値を更新していた。前日まで5日続伸し、時価総額も3.91兆ドルと4兆ドルに接近していた。同社は今年も好調な年を過ごしたが、米大手銀のアナリストによると、2025年はさらに上昇する可能性があるとし、同社の投資判断の「買い」を維持し、目標株価を265ドルに設定した。
今年の同社株のパフォーマンスは約35%上昇し、S&P500の約27%をアウトパフォームしている。12月び株価が下落した日は3回だけだった。
年末まであと数日となったいまでも、投資家は同社をまだ過小評価しているという。同社はハードウエア企業からサービスへのシフト、インストールベースの成長、技術的リーダーシップ、資本配分に関する選択肢など、事業および財務のいくつかの側面において、なお上昇余地があるという。
来年はアイフォーン17が上昇がもたらすとしている。このリリースは同社のAIプラットフォームである「アップル・インテリジェンス」の機能展開の推進力となり、販売台数の増加も本格化すると述べている。
アイフォーンの販売台数は24年度と25年度の2億3000万台から、26年度には2億5100万台に増加すると予測していえう。さらに27年度には2億6300万台に達する見込みだという。また、24年度から27年度までの売上高の年平均成長率(CAGR)は9%、純利益は16%と予測している。
しかし、AIがなくても同社は利益を上げられる可能性が高いとも指摘。消費者支出は安定化すると見ており、数量の減少は限定的であると見ているようだ。AIによる追い風が吹かなかった場合でも、売上高は1桁台半ばのペースで拡大すると見ている。成長は利益拡大と自社株買いによって支えられ、利益も8-10%の伸びにつながるだろうと指摘している。
同社はトランプ次期大統領の関税計画に関する脅威を控えめな価格設定によって、うまく乗り切ることができると考えているという。トランプ氏は選挙運動中、中国製品に60%以上の関税をかけると主張。先月にはその主張をさらに強め、中国製品にさらに10%、メキシコと中国からの製品に25%の追加関税をかけるとも公言した。
アナリストは、同社はインドなど他国での製造を拡大することで、関税からの潜在的な影響を軽減できると主張している。ウォール街の他のアナリストたちにその見方には同調しているようだ。
中国での製造を特に標的とした関税が課された場合、アップルはインドでの組み立て拠点を拡大し、米消費者の需要に対応すると予想される。それにより、関税による数量関連の逆風を軽減できるという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
関連銘柄
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。