レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/01/01 09:34
米株式市場は2024年を通して大きな調整もなく堅調に推移した。本日年内の最終セッションが到来し、ウォール街にとって驚くほど順調な1年の終わりを告げることになる。
今年のS&P500は23%超上昇し、その過程で過去最高値も更新した。ダウ平均とナスダックもAIへの熱狂、好調な経済、利下げ、規制緩和への期待などが相まって記録的な水準まで急騰した。
今年のS&P500はどの時点においても調整(通常10%の下落)を経験しなかった。実際、今年の最大の調整は夏場に見られた8.5%の下落で10%は下回っている。1980年以降のS&P500の平均的なピークからボトムまでの下落幅は14.2%。昨年2023年もS&P500は20%超上昇したが、年末のリバウンド前に調整は避けられなかった。
一方、現在の市場の背景が新年に向けて投資家を不安定な状況に追い込む可能性があるとの指摘が聞かれる。FRBが利上げを余儀なくされた場合、あるいはすでに示されているよりも低い利下げとなった場合、市場の勢いは鈍化する可能性があるという。その他のリスクとしては、投資家が織り込んでいるよりも規制緩和が進展しないことや、トランプ氏の再選後に期待されていた大幅な減税が行われないことなどが挙げられる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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