レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/01/04 00:59
(NY時間10:44)(日本時間00:44)
ラッセル2000 2252.84(+21.18 +0.94%)
本日の米小型株は堅調に推移しており、小型株指数であるラッセル2000も3日続伸している。ただ、一部からは、「このグループは今後、暗い見通しの決算シーズンを迎えることになり、この難局を乗り越えることが2025年のより持続的な回復への道筋となるだろう」といった声も聞かれる。
ラッセル2000は本日の上昇を考慮しても、11月の最高値からは8%下落。この下落は、FRBがタカ派な利下げ姿勢にシフトしたことによる長期の金利上昇リスク、そして短期的な業績見通しも芳しくない可能性を示す警鐘となった。
ラッセル2000企業は4月以降、2四半期に渡る売上高の伸びの後、第4四半期には売上高が減少に転じると予測されており、全体的な売上高もS&P500企業を依然大幅に下回る見通しとなっている。
しかし、今年は大型株にとって純利益への非常に高い期待がリスクとなっている一方、小型株はそのハードルが遥かに低く設定されている可能性があるとの指摘も出ている。特に、純利益の伸びが年後半に回復すると見込まれており、好業績を収めることができれば、持続的な回復への道筋がつけられる可能性があるという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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