レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/01/06 22:28
きょうも米国債利回りは長期ゾーン中心に上昇しており、10年債は4.6%台、30年債は4.85%付近まで上昇し、2023年11月以来の高水準となっている。
このような中で米大手証券のストラテジストは、「米10年債利回りが4.5%を超えたことで米株式市場は再び金利に敏感になっており、幅広い銘柄が値下がりしている。2025年初頭には、株式のリターンと利回りの相関性が決定的に負の相関になることが予想され、金利は最も注目すべき重要な変数になる」と述べている。
株式は、減税延長や拡大といった潜在的な推進要因による押し上げが起こる前の上半期に圧力を受けると見ているという。金利が上昇しても、力強い経済が株式の押し上げを牽引するような「良いものは良い」といった状況が再び訪れるには、アニマルスピリットを転換させるような説得力のある証拠が必要だと述べている。
米国債利回り(NY時間08:26)(日本時間22:26)
米2年債 4.260(-0.019)
米10年債 4.592(-0.006)
米30年債 4.814(+0.003)
期待インフレ率 2.334(-0.006)
※期待インフレ率は10年債で算出
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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