レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/02/04 00:17
（NY時間10:16）（日本時間00:16）
ベクトン<BDX> 248.24（+0.64 +0.26%）
医療機器のベクトン・ディッキンソンがライフサイエンス部門の分離を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。この部門の価値は約３００億ドルに上る可能性があるという。
検討されている計画では、同社は検体管理業務を維持したまま、バイオサイエンスおよび診断ソリューション事業を分離する予定だという。関係者によると、２月６日の決算発表時に計画を発表する可能性があるとも伝えている。
また、ＦＴ紙がアクティビスト（物言う株主）のスターボードが同社に投資し、ライフサイエンス部門の売却を促しているとも報じている。
同社のライフサイエンス部門は、医療従事者が感染症、感染症、がんの検出に役立つ医療サンプルの収集、輸送、分析を行うのを支援する製品を製造。また、ライフサイエンス研究で使用される機器や物質も販売している。
同社はポレンＣＥＯのもと、事業の焦点を絞り込んでいる。２０２２年には、かつての糖尿病ケア事業をスピンオフし、現在エムベクタ<EMBC>となっている。翌年には手術器具部門の売却で合意した。
同社は昨年、医療部門の製品ラインナップ強化のために、エドワーズ・フライフサイエンスのクリティカルケア部門を４２億ドルで買収することで合意した。
ただ、株価は小幅高に留まっている。
【企業概要】
米国内外の医療機関・臨床検査機関・製薬業界などに向けて、医療機器や検査機器の開発・製造を行う。投薬管理や患者の安全性の向上、感染予防の実践支援などに焦点を当て、末梢静脈カテーテル・急性透析カテーテル・輸液ポンプ・自動供給管理システム・薬剤在庫追跡システムなどの製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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