レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/05/20 23:30
(NY時間10:30)(日本時間23:30)
アルファベットC<GOOG> 167.65(-0.22 -0.13%)
アルファベットA<GOOGL> 166.39(-0.15 -0.09%)
アルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のグーグルが本日から、グーグル開発者会議「グーグルI/O 2025」を開催し、いつも以上に市場の注目が集まっている。同社が長年築いてきた市場での優位性が揺らいでいるとの懸念を払拭できるかどうかが焦点となっている。
今年の開発者会議では、AIにおける最新の進展が披露される見込み。AI分野への巨額投資が続くなか、競合に追い上げられているとの不安を払拭できれば、評価回復につながる可能性はある。
同社は広告収入が依然堅調で直近の決算は好調な内容を示していたが、株価は年初来で12%安となっている。AI分野での同社のパフォーマンスが、マイクロソフト<MSFT>やメタ<META>などのライバルと比較すると見劣りするとの指摘も出ているようだ。
一部からは、「今回のI/Oは、同社の将来に向けた明確なロードマップを示す場になることが期待されている。いまの市場は、ネガティブなニュースが出ればすぐに売りに転じるムードにある。いまの株価は過度に割り引かれていると見ており、ネガティブな見方はむしろ買いの好機だと考える。ただし、AI分野では従来の検索事業以上に逆風があるのも事実」といった声も聞かれる。
先日アップル<AAPL>の幹部が裁判で「サファリ・ブラウザでの検索回数が4月に初めて減少した」と述べていた。同社はこの指摘に反論しており、今回のI/Oの場で革新性を示すことで懸念を払拭する意向を示している。
一部報道によると、今回のI/Oではソフトウェア開発用のAIエージェントやピンタレスト<PINS>のような新機能、ジェミニAIチャットボットのアップデートなどが発表される見通し。ただし、内容が期待外れであれば、株価の一段安につながるリスクもある。
アナリストは「今回のI/Oでの良い話だけでは投資家を納得させるのは難しい。直近ではクリック数の伸び鈍化、サファリ検索の22年ぶりの減少、そしてチャットGPTやメタAIの急成長といったデータが出ている」と警告している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
関連銘柄
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。