レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/01/26 06:08
NY株式25日(NY時間15:57)
ダウ平均 34314.50(-50.00 -0.15%)
ナスダック 13547.64(-307.49 -2.22%)
CME日経平均先物 27215(大証終比:+155 +0.57%)
NY時間の終盤に入って米株式市場は前日同様に下げ渋る動きが見られており、ダウ平均は一時プラスに転じた。バイデン大統領が「米軍をウクライナに投入する意図はない」と述べたこともサポートとなっている模様。ただ、IT・ハイテク株への買い戻しは限定的で、ナスダックはマイナス圏での推移が続いている。
きょうも市場はリスク回避の雰囲気が続き、ダウ平均は一時800ドル超急落していた。前日は1000ドル超の急落から急速に買い戻され、反発して終えた。引け後に発表になったIBMの決算にポジティブな反応が見られたこともあって、市場はリバウンドへの期待を高めていたが、ウクライナ情勢の緊迫化がそれを拒んだ模様。市場の下値警戒感の根強さが示されている。IT・ハイテク株も依然として買い戻しの気配が見られず、ナスダックは一時3%超下落した。
きょうからFOMCが始まり、明日の結果待ちの雰囲気も出ている。市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。市場の一部では、FOMCを機に一旦下げが一服するのではとの期待もあるようだ。
10-12月期決算については混戦でスタートしている。S&P500企業の利益は前年比24.1%増が予想されているようだ。市場からは「決算は確かに良好なものが多いが、過去4四半期に見られた強さに比べれば、予想範囲内だ」との印象も聞かれる。IT・ハイテク株を中心に売りが強まっているが、きょうは引け後にマイクロソフト<MSFT>の発表が予定されているほか、今週末にはアップル<AAPL>やテスラ<TSLA>が発表され、結果や反応が注目される。
個別に、エヌビディア<NVDA>が6日続落。ソフトバンクG<9984>傘下の英アーム買収を断念する方向で調整しているとの報道が伝わっていた。
アメックス<AXP>が決算を受け上昇。カード利用が過去最高に急増した。同社は22年度は2年前に設定した目標を達成する年になるだろうと述べていたが、新たなガイダンスは、その目標を遥かに上回るものとなった。
ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が上昇。決算を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。ただ、今年度の通期見通しも公表し、1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示した。ただ、ワクチンについては今年度の売上高を30億-35億ドルと予想しており、ファイザー<PFE>やモデルナ<MRNA>の見通しと比較すると見劣りする。
GE<GE>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。主力の航空機を始め、各事業部門とも予想を下回る売上高を計上。サプライチェーン問題が圧迫した。
防衛宇宙関連のエアロジェット・ロケットダイン<AJRD>が大幅安。同社はロッキード・マーチン<LMT>による買収で合意しているが、米取引委員会(FTC)から懸念が示されており、提案されている同意命令の条件では不十分と助言されたことを明らかにした。
発電のネクステラ・エナジー<NEE>が下落。10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を下回った。また、長年に渡って会長兼CEOを務めてきたロボ氏が退任し、ケッチャム氏が新社長兼CEOに就任する人事を発表した。3月1日から就任する。それまでの移行期間はロボCEOは執行会長に就任する予定。
IBM<IBM> 135.82(+7.00 +5.43%)
アメックス<AXP> 172.45(+13.52 +8.51%)
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ> 167.38(+4.41 +2.70%)
GE<GE> 91.25(-5.66 -5.84%)
エアロジェット<AJRD> 36.75(-8.25 -18.33%)
ロッキード・マーチン<LMT> 385.27(+11.94 +3.20%)
ネクステラ・エナジー<NEE> 74.86(-7.07 -8.62%)
アップル<AAPL> 159.59(-2.03 -1.26%)
マイクロソフト<MSFT> 288.31(-8.07 -2.72%)
アマゾン<AMZN> 2796.64(-94.24 -3.26%)
アルファベットC<GOOG> 2530.32(-77.12 -2.96%)
テスラ<TSLA> 917.79(-12.21 -1.31%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 299.94(-8.78 -2.84%)
AMD<AMD> 111.03(-5.50 -4.72%)
エヌビディア<NVDA> 222.49(-11.23 -4.80%)
ツイッター<TWTR> 34.18(-0.89 -2.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
銘柄名称
株価
前日比
244.60
(01:15)
+3.07
(+1.27%)
113.10
(01:15)
+1.29
(+1.15%)
228.68
(01:15)
-1.69
(-0.73%)
311.04
(00:53)
+3.54
(+1.15%)
208.27
(00:58)
-0.09
(-0.04%)
186.87
(01:15)
-1.01
(-0.54%)
261.28
(00:59)
+2.09
(+0.81%)
156.15
(00:59)
-1.10
(-0.70%)
423.19
(00:59)
-11.53
(-2.65%)
32.99
(01:15)
+1.07
(+3.35%)
408.43
(01:15)
-2.11
(-0.51%)
68.06
(00:59)
-0.54
(-0.79%)
138.85
(01:15)
+3.56
(+2.63%)
25.53
(00:59)
-0.11
(-0.43%)
355.84
(01:15)
-0.10
(-0.03%)
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。