レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/08/14 22:14
*米生産者物価指数(PPI)(7月)21:30
結果 0.9%
予想 0.2% 前回 0.0%(前月比)
結果 3.3%
予想 2.5% 前回 2.3%(前年比)
結果 0.9%
予想 0.2% 前回 0.0%(コア・前月比)
結果 3.7%
予想 3.0% 前回 2.6%(コア・前年比)
先ほど発表の7月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.9%上昇し、2022年6月のピーク時以来で最大の伸びとなった。前年比は3.3%上昇。関税に伴う輸入コスト増を企業が価格転嫁している可能性を示唆する内容となった。
特にサービス価格が前月比1.1%上昇と2022年3月以来の大幅な伸びとったことが影響。このうち卸売・小売のマージンが2%上昇し、特に機械・設備の卸売がけん引した。食品・エネルギーを除く財価格は0.4%上昇した。
年前半に需要が鈍化していたにもかかわらず、企業は米国の関税コストを相殺するために財・サービスの価格を調整していたと見られる。
関税負担をどの程度消費者に転嫁するかは、今後の金利動向を決定づける上で重要な要因となる。FRBは年後半に関税がインフレを押し上げると予想しているが、それが一時的な影響に留まるのか、それとも持続的になるのかで見方が分かれている。
PPIはFRBが重視する個人消費支出(PCE)価格指数の算出にも一部反映される。今回の報告では医療分野は弱かったが、航空サービスやポートフォリオ運用サービスが上昇。後者は株式市場の上昇を受け、事前に予想されていた動きではあった。
最終財価格の上昇の約40%は野菜を中心とした食品価格の上昇が要因。また、食品・エネルギー・貿易サービスを除く変動の小さい指数も、2022年以来の大幅な上昇となった。
さらに、生産過程の早い段階の価格動向を示す中間需要向け加工財価格は前月比0.8%上昇し、年初以来最大の伸びとなった。主因はディーゼル燃料の値上がり。
株探ニュース
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