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ビットコイン、下げ一服も下押し圧力続く イーサへの期待も

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/08/27 21:08

*ビットコイン(ドル)(NY時間08:07)(日本時間21:07)
111406.75(+50.37 +0.05%) 高112422.25 安110384.13
円建参考値 1649万5997(+7458 +0.05%)

*イーサ(ドル)
4624.15(+36.65 +0.80%) 高4646.30 安4541.50
円建参考値 68万4698(+5428 +0.80%)

*XRP(ドル)
3.0051(-0.0343 -1.13%) 高3.0411 安2.9815
円建参考値 444.97(-5.08 -1.13%)

 本日のビットコインは、前日の11万ドルを一時下回る7週間ぶり安値を更新した後に下げを一服させている。本日は11万2000ドル台まで一時買い戻されていた。しかし、上値での戻り売り圧力も強まっているようで、11万ドル付近に再び値を落とす展開。8月中旬の最高値更新からの調整は継続していると言える。

 先週、パウエル議長が近く利下げを再開する可能性を示唆した際に、一時的にリスク資産全体は買われ、ビットコインも反発した。しかし、その勢いは維持できずに失速している。一部のメディアからは、大口による売却が下落要因と報じていた。ビットコインはモメンタムを失った状況が続いており、下値警戒感は強まったままの状態にある。

 そのような中、ポジションの状況から判断すると、暗号資産市場において、次の注目すべき取引対象はビットコインよりもイーサになりつつあるとの指摘が出ている。

 ビットコインに引き続き、暗号資産で時価総額が2位のイーサだが、インプライド・ボラティリティ指数(将来の値動き予想指標)は74付近にあり、これは年率換算の月次標準偏差ベースで21%の変動の可能性を意味する。対照的に、ビットコインは38程度で、向こう1カ月の予想変動幅は僅か10%に留まる。

 こうしたイーサへの強気姿勢は現物価格にも表れており、年初来で19%高に留まっているビットコインに対して、イーサは約37%の上昇となっている。人気の背景には、イーサETFへの強い資金流入や、企業が財務戦略を転換してトークンを大量に保有する動きがあると指摘。

 また、ビットコインが100日線を下回ったことを受けて、投資家が資金をビットコインからイーサにシフトしていることも後押しとなっているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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