レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/08/29 03:20
ミラン米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長のFRB理事指名人事について、9月FOMC前に承認に漕ぎ着けたいというトランプ政権の意欲的な目標は実現する見通しだ。ブルームバーグが伝えた。もっとも、共和党が主導する上院で手続き上の不備や想定外の反対がなければという前提が付く。
民主党はミラン氏の承認を単独で阻止することはできないと非公式に認めている。規則上、民主党にできるのは、来週予定される指名承認公聴会後に銀行委員会で手続きを一時的に遅らせることや、本会議で数日間引き延ばす程度に留まる。公聴会の日程はまだ発表されていない。
トランプ大統領は側近のミラン氏を、クーグラーFRB理事の早期退任に伴う空席ポストに指名した。ミラン氏は今年既にCEA委員長人事で上院の承認手続きを経ており、その際は共和党の賛成多数(53対46)で承認された。共和党からの反対票はなかった。
民主党はミラン氏の指名を票数では阻止できないものの、ミラン氏は公聴会で厳しい追及を受けると見られる。焦点となるのは、トランプ大統領によるクックFRB理事解任の動きやFRBへの利下げ圧力、政権のその他の経済政策だ。
さらに、これまでFRBの独立性を擁護してきた共和党議員からも質問を受ける可能性がある。銀行委員会のケネディ上院議員(ルイジアナ州、共和)は、パウエル議長を批判の集中砲火から擁護してきた。
スーン上院院内総務(共和)はホワイトハウスの方針に概ね従い、指名承認採決を優先事項としてきた。ベッセント財務長官など政権当局者らはミラン氏について、9月16-17日のFOMC前に承認されるのが望ましいとの考えを示している。
トランプ大統領は上院本会議で共和党の最大3票まで失う可能性があるが、これまで大きく物議を醸した人事でさえほぼ例外なく上院を通過させてきた。
株探ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。