レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/01/04 05:44
NY株式3日(NY時間15:32)
ダウ平均 36538.19(+199.89 +0.55%)
ナスダック 15819.18(+174.21 +1.11%)
CME日経平均先物 28985(大証終比:+155 +0.54%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均は上げ幅を拡大している。ナスダックは1%超の上げ。年明けのNY株式市場は反発して新年をスタート。IT・ハイテク株に買戻しが入っているほか、きょうは米国債利回りが大幅上昇しており、銀行株に買いが強まった。一方、来週の銀行株を皮切りに10-12月期決算が始まるが、その状況確認したい雰囲気もあるようだ。
今年は、インフレは昨年よりは鈍化が予想されるものの、高い水準がしばらく続くとの見方が多い。それに伴ってFRBの金融引き締めが予想されている。金利環境の上昇が予想される中で、銀行の金利収入にとっては追い風の環境が期待されている模様。
一部からは今年は賃金インフレの影響を受けるリスクが高い銘柄は避けるべきだとの指摘も聞かれる。2022年は企業の利益率が勝敗を左右するという。経済成長は鈍化が予想され、多くの企業で売り上げの伸びが限定される。その中で企業はインフレと金利高の影響をいかに克服できるかが重要なポイントに
金融政策や感染拡大の動向など、2022年は昨年の年初よりもはるかに視界不良となっているという。インフレと、それがサプライチェーンや賃金、米金融政策にどう作用するかが大きな波乱要因であることに変わりはないと指摘した。
今年の株式は利益率でふるいにかけたときにリターンが最も顕著になると指摘。S&P500企業の利益率は0.40%ポイント上昇し12.6%を予想。昨年は米国債利回りが急反転し、株式市場の焦点が大きく入れ替わった。今年も金利がどのような軌道を進むのかが著しい影響を及ぼすとしている。
セクター別ではIT・ハイテクや銀行のほか、エネルギー、航空株が上昇。一方、医薬品や住宅建設が軟調。
個別に、テスラが5日ぶりに大幅反発で新年をスタート。休み中に10-12月期(第4四半期)の世界の出荷台数が予想を上回る30万8600台となり、過去最高を記録したと発表。予想は約26万3000台だった。昨年全体の販売台数は93万6000台余りと、20年から約87%増加。出荷台数の大多数は「モデル3」と「モデルY」が占めた。アナリストからも半導体不足とサプライチェーン問題を考慮すれば、第4四半期の出荷台数は「驚愕」だとのコメントも聞かれた。
アップル<AAPL>は一時182.88ドルまで上昇し、時価総額は3兆ドルを超える場面が見られた。今年も同社への期待を高める動きとなっているが、一部のアナリストからアップルはホリデーシーズン中に、エアポッズの最新モデルを2700万セット販売したとの指摘が出ている。同アナリストは10-12月期(第1四半期)の同社のウェアラブル部門は前年比で20%の増収を予想しているという。今年は拡張現実(VR)のヘッドセットの発売が迫っており、同社のウェアラブル事業にとって大きな年になると予想されるという。
AMD<AMD>が5日ぶりに反発。年明けの半導体関連株は買い戻しが先行しており、同社株も買いが優勢となっている。アナリストが、今年の半導体業界は2021年よりはパフォーマナス鈍化が懸念されるものの、同社は継続的な力を発揮するトップピック(最有望銘柄)の1つだと述べた。
オフィス・デポを運営するODP<ODP>が上昇。ITサービスを手掛ける傘下のコンピュコムを投資会社のバリアント・エクイティ社に最大3.05億ドルで売却することで合意したと発表した。
決済サービスのペイパル<PYPL>が反発。アナリストが投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。
JPモルガン<JPM> 161.54(+3.19 +2.01%)
シティグループ<C> 63.20(+2.81 +4.65%)
バンカメ<BAC> 46.19(+1.70 +3.82%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 50.52(+2.54 +5.29%)
ゴールドマン<GS> 395.53(+12.98 +3.39%)
モルガン・スタンレー<MS> 100.35(+2.19 +2.23%)
ODP<ODP> 41.82(+2.54 +6.47%)
ペイパル<PYPL> 195.41(+6.83 +3.62%)
アップル<AAPL> 181.91(+4.34 +2.44%)
マイクロソフト<MSFT> 333.69(-2.64 -0.78%)
アマゾン<AMZN> 3404.32(+69.98 +2.10%)
アルファベットC<GOOG> 2904.95(+11.36 +0.39%)
テスラ<TSLA> 1195.83(+139.05 +13.16%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 339.78(+3.43 +1.02%)
AMD<AMD> 150.30(+6.40 +4.44%)
エヌビディア<NVDA> 300.34(+6.23 +2.12%)
ツイッター<TWTR> 42.83(-0.40 -0.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
銘柄名称
株価
前日比
234.93
(01:15)
-0.13
(-0.06%)
136.24
(01:15)
-1.48
(-1.07%)
205.74
(01:15)
-2.12
(-1.02%)
47.77
(00:59)
+0.02
(+0.04%)
70.16
(00:59)
+0.41
(+0.59%)
170.82
(01:15)
+0.20
(+0.12%)
605.43
(00:58)
-0.07
(-0.01%)
249.79
(00:59)
-0.18
(-0.07%)
131.21
(00:51)
-0.07
(-0.05%)
422.99
(01:15)
-5.00
(-1.17%)
135.34
(01:15)
-1.58
(-1.15%)
26.13
(01:15)
-0.04
(-0.15%)
86.57
(01:15)
-0.37
(-0.43%)
332.89
(01:15)
-5.34
(-1.58%)
77.21
(00:51)
-0.14
(-0.18%)
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。