レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2023/02/18 05:18
先日の米雇用統計やインフレ指標を通過し、市場は再びFRBの利上げに焦点をシフトさせている。市場では3月、5月のFOMCでの利上げが確実視されているほか、6月の利上げの可能性も織り込み始めている。一方、年内の利下げ期待は大きく後退している状況。一般的にタカ派的なFRBの金融政策はヘルスケアや産業、公益事業、金融などのディフェンシブ銘柄をサポートすると言われている。
アナリストが、FRBの利上げで恩恵を受ける6つのETF(上場投資信託)を挙げている。配当や品質、低ボラティリティに焦点を当てたリスクオフ環境で良く機能するETFがピックアップされている。
*アンプリファイCWPエンハンスト・ディビデンド・インカム<DIVO>
このETFは配当または株主への還元に十分なキャッシュを獲得している成熟企業に投資。金利上昇との正の相関は90%に近い
*パーサー・グローバル・キャッシュ・カウズ・配当<GCOW>
金利上昇との正の相関が88%で、高いフリーキャッシュフロー利回りに裏付けられた高配当利回りを持つグローバル企業、または1株当たりの時価総額に対してより多くの現金を生み出している企業へのエクスポージャーを提供。
*ウィズダムツリー米国クオリティ配当グロース・ファンド<DGRW>
ウィズダムツリー米国配当グロース指数の価格および利回りと連動。成長志向で、金利上昇から87%の追い風を受ける。マイクロソフト<MSFT>、アップル<AAPL>のような売上げが安定しているIT・ハイテク企業だけでなく、コカ・コーラ<KO>やフィリップ・モリス<PM>のような消費者向けディフェンシブ銘柄にも投資。
*フランクリン・インターナショナル低ボラティリティ高配当<LVHI>
高金利との正の相関が86%で、日本と英国の高利回りかつ低ボラティリティの企業へのエクスポージャーを約30%組み入れ。ETFの標準偏差は15.61で、S&P500の21.34よりも低くなっている。セクターウエイトは、シンガポールのDBS銀行など、主に金融サービス企業に傾斜している。
*ハートフォード・マルチファクター・米国株<ROUS>
金利上昇との正の相関が84%。保有銘柄の中でバリュー・ファクターへのエクスポージャーが最も高く、次いでモメンタム、クオリティのファクターとなっている。マイクロソフト<MSFT>やバークシャー・ハサウェイ <BRK.B>などのテクノロジーや金融サービス企業にウェートを置いている。
*プロシェアーズ・ショート20年超米国債<TBF>
実質インプライドFF金利の上昇に82%の正の相関を持つ。20年超米国債指数の日時運用実績の逆に連動。利上げ局面では、期間の長い債券よりも期間の短い債券のほうが利回りが上昇しやすく、これがパフォーマンスを牽引。短期売買のための非常にリスクが高い。毎日リバランスされるため、1日以上資金を預けておくべきではない。
(NY時間15:07)
アンプリファイCWP<DIVO> 35.82(+0.09 +0.24%)
パーサー・グローバル<GCOW> 33.61(+0.05 +0.15%)
ウィズダムツリー<DGRW> 62.70(+0.13 +0.20%)
フランクリン<LVHI> 27.15(+0.15 +0.56%)
ハートフォード・マルチファクター<ROUS> 40.62(+0.04 +0.10%)
プロシェアーズ・ショート20年超米国債<TBF> 22.21(-0.09 -0.41%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
銘柄名称
株価
前日比
229.87
(00:40)
+1.35
(+0.59%)
476.57
(00:40)
+4.51
(+0.96%)
84.42
(22:35)
+0.50
(+0.60%)
42.36
(00:16)
+0.39
(+0.93%)
63.92
(00:40)
+0.16
(+0.25%)
417.00
(00:41)
+4.13
(+1.00%)
129.99
(00:29)
-1.22
(-0.93%)
53.83
(21:00)
+0.39
(+0.73%)
24.08
(23:20)
-0.01
(-0.04%)
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。