レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/02/14 22:44
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:34)(日本時間22:34)
ダウ先物 44719(-92.00 -0.21%)
S&P500 6130.50(-4.75 -0.08%)
ナスダック100先物 22095.00(-18.25 -0.08%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。先ほど発表の1月の米小売売上高は予想以上の減少となった。1月分は厳冬と山火事の影響が想定以上に個人消費に出たようだ。
ただ、米株式市場の反応は売買交錯。インフレへの懸念を幾分和らげる内容でもあり、米国債利回りも低下していることから、見分けにくい内容なのかもしれない。
今週はインフレ指標やパウエル議長の議会証言、そしてトランプ大統領の相互関税の発表と重要イベントが目白押しの週となった。ウクライナ停戦交渉も浮上してきている。
全体的に米株式市場にとってはネガティブな材料であった。しかし、今週の米株式市場は週間ベースで上昇し、S&P500は最高値水準を維持して終えそうな気配となっている。
インフレ指標やパウエル議長の証言は想定通りに、FRBの利下げへの慎重姿勢を正当化する内容ではあったが、市場もかなり織り込んでいた面もあり、無難に通過した印象となっている。
一方、トランプ関税については、貿易相手国に対して個別に交渉し、相互関税を課すことを提案。時期も早くても4月以降となっている。市場には、各国との交渉により最終的な影響は和らげられるのではないかという期待も出て、いくらか安心感を得ているようだ。段階的な課税という、当初市場に広まっていた楽観的見方に沿った内容とも受け止められているのかもしれない。
これについて、米大手銀のストラテジストからは、「トランプ大統領はインフレ加速で、より穏やかな関税を採用せざるを得なくなる。そのため、市場にとって実際はポジティブな材料となる可能性がある」との見解も出ていた。
また、今週の予想を上回るインフレ指標は「災い転じて福となす」なのかもしれない。「今後数カ月間、大統領は関税と移民政策において大きな変化ではなく小さな変化に留める必要がある。そうしなければ、第2のインフレの波を煽ることになるからだ」とも述べていた。
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が決算を受け時間外で下落。第2四半期のガイダンスで予想を下回る売上高見通しを示した。輸出規制が事業に悪影響を及ぼすとし、第2四半期の売上高見通しを控えめにしたとしている。
民泊を中心とした旅行サイト運営のエアビー&ビー<ABNB>が時間外で大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高、グロスブッキングとも予想を上回った。今回の決算を受けて投資判断と目標株価を引き上げたアナリストもいる。
ワクチンのモデルナ<MRNA>が決算を受け時間外で下落。1株損益の赤字は予想以上に膨らんだほか、通期のガイダンスでも予想を下回る売上高見通しを示している。ワクチン販売の低迷と予期せぬ製造契約のキャンセルに伴う費用を計上した。
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が決算を受け時間外で大幅高。売上高が予想を上回ったほか、EBITDAが予想を上回った。プラットフォーム部門が予想以上に力強く、同社の成長減速懸念を和らげたようだ。
ゲームソフト販売のゲームストップ<GME>が時間外で上昇。ビットコインやその他の仮想通貨への投資を検討していると伝わったことが買い手掛かり。
(NY時間08:44)(日本時間22:44)時間外
アプライド<AMAT> 175.10(-9.17 -4.98%)
エアビー&ビー<ABNB> 160.50(+19.46 +13.80%)
モデルナ<MRNA> 30.41(-1.51 -4.73%)
ロク<ROKU> 98.85(+12.05 +13.88%)
ゲームストップ<GME> 28.37(+2.03 +7.69%)
アップル<AAPL> 240.84(-0.69 -0.29%)
マイクロソフト<MSFT> 409.50(-1.04 -0.25%)
アマゾン<AMZN> 229.55(-0.82 -0.36%)
アルファベット<GOOG> 187.37(-0.51 -0.27%)
テスラ<TSLA> 361.96(+6.02 +1.69%)
メタ<META> 724.85(-3.71 -0.51%)
エヌビディア<NVDA> 135.92(+0.63 +0.47%)
AMD<AMD> 112.28(+0.47 +0.42%)
イーライリリー<LLY> 871.60(-0.26 -0.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
関連銘柄
銘柄名称
株価
前日比
244.52
(19:10)
+0.05
(+0.02%)
156.40
(19:10)
-4.20
(-2.62%)
174.41
(19:10)
+2.41
(+1.40%)
114.82
(19:10)
+0.54
(+0.47%)
225.05
(19:10)
-1.60
(-0.71%)
26.27
(19:10)
-0.70
(-2.60%)
186.37
(19:10)
+0.57
(+0.31%)
868.90
(19:10)
+11.70
(+1.37%)
702.99
(19:10)
-13.38
(-1.87%)
35.93
(19:10)
+0.18
(+0.50%)
412.12
(19:10)
+2.48
(+0.60%)
140.48
(19:10)
+1.08
(+0.77%)
93.18
(19:10)
-2.62
(-2.73%)
360.57
(19:10)
+6.46
(+1.82%)
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。