レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/03/11 02:42
NY株式10日(NY時間12:31)
ダウ平均 32989.56(-296.69 -0.89%)
ナスダック 13025.94(-229.61 -1.73%)
CME日経平均先物 25110(大証終比:-630 -2.45%)
きょうのNY株式市場は反落。前日は楽観的な見方も広がっていたが、ウクライナとロシアの停戦交渉が依然として出口が見えない中で、きょうの市場は再びリスク回避の雰囲気が広がっている。
また、もう1つの市場の懸念である高インフレへの警戒感も重石となっている模様。この日は2月の米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、40年ぶりの水準に伸びが一段と加速していた。総合指数で前年比7.9%となっていたが、今回の数字はウクライナ危機で原油相場が急騰する前の数字で、次回は8%を超える伸びも警戒される。
これを受け米国債利回りが上昇しており、米10年債が2%台に再び上昇する中、利回り上昇を嫌気したIT・ハイテク株などの成長株への売りが下げを先導している。ナスダックは一時2%超反落した。
2週間前にロシアがウクライナに侵攻して以来、市場は動揺が続いており、今週の米国株は2020年以降で最大の上げ幅と下げ幅を記録した。原油価格が急騰する半面、すでに40年ぶりの速いペースで進行し、収まる気配のないインフレは成長を抑制する恐れがある。
一部からは、「市場は恐らくインフレ上昇については織り込み済みで、代わりにウクライナ情勢とコモディティ価格高騰による下流の影響に関心を集中させている。投資家にとって肝心なことは、波乱含みの展開に備え、知恵を絞り、感情的に反応しないことだ」との声も聞かれた。
アマゾン<AMZN>が上昇。前日引け後に1株を20株への株式分割を発表した。また、最大100億ドルの自社株買いも発表している。株価が20分の1に下がることから、特に個人投資家にとっては魅力的になる。
サイバーセキュリティのクラウド・ストライク<CRWD>が大幅高。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。年ベース経常収益(AAR)も予想を上回っている。サブスクリプションでの売り上げが好調。また、ガイダンスも公表しており、通期は予想を上回る売上高見通しを示した。
クラウドストライク<CRWD> 192.98(+23.19 +13.66%)
アップル<AAPL> 157.11(-5.84 -3.58%)
マイクロソフト<MSFT> 282.60(-5.90 -2.05%)
アマゾン<AMZN> 2928.23(+142.65 +5.12%)
アルファベットC<GOOG> 2638.85(-38.47 -1.44%)
テスラ<TSLA> 821.92(-37.05 -4.31%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 193.06(-5.44 -2.74%)
AMD<AMD> 104.50(-6.55 -5.90%)
エヌビディア<NVDA> 221.57(-8.57 -3.72%)
ツイッター<TWTR> 33.97(-0.41 -1.18%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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銘柄名称
株価
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-2.91
(-2.45%)
237.68
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(+1.30%)
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205.60
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(01:15)
+0.07
(+0.02%)
120.07
(01:15)
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(-3.67%)
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(01:15)
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