ダウ先物は上昇　米ＣＰＩにポジティブな反応＝米国株

米株価指数先物（9月限）（NY時間08:35）（日本時間21:35）
ダウ先物　44270（+186.00　+0.42％）
S＆P500　6426.25（+26.50　+0.41％）
ナスダック100先物　23758.75（+121.25　+0.51％）

　きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも上昇。先ほど発表の７月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）はコア指数が前年比で３．１％上昇と予想を上回り、関税の影響を示唆する内容ではあった。ただ、ＦＲＢの利下げ期待は変わらず、短期金融市場では９月の利下げ観測が上昇している。

　総合指数が前回とほぼ変わらずの内容だったこともあり、市場が事前に警戒していたほどのインフレ上昇は見られず、先日の米雇用統計の驚きの弱さを覆すほどの内容ではないとの受け止めのようだ。

　発表後、米株式市場はポジティブな反応を示し、株価指数先物は上昇の反応を見せている。このところの米株式市場のポジティブなセンチメントは部分的にＦＲＢの利下げ観測に支えられていたが、今回の米ＣＰＩはそれを踏襲する内容のようだ。

　ステーブルコイン発行のサークル・インターネット<CRCL>が上昇。取引開始前に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、ＥＢＩＴＤＡが予想を上回ったほか、売上高も５３％増の６．５８億ドルと予想を上回った。

　メキシコ料理のファストフードを手掛けるチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。

　広告プラットフォームのパブマティック<PUBM>が決算を受け時間外で大幅安。第３四半期のガイダンスで、売上高、ＥＢＩＴＤＡとも予想を下回る見通しを示した。

　化学メーカーのセラニーズ<CE>が決算を受け時間外で大幅安。第３四半期の１株利益の見通しが予想を下回ったほか、経営陣が年後半に主要最終市場の大半で需要が軟化すると見込んだことも嫌気されている模様。

（NY時間08:45）（日本時間21:45）時間外
サークル<CRCL>　179.55（+18.38　+11.40%）
チポトレ<CMG>　42.45（+0.83　+1.99%）
パブマティック<PUBM>　7.66（-2.91　-27.53%）
セラニーズ<CE>　40.50（-6.92　-14.59%）

アップル<AAPL>　228.08(+0.90　+0.40％)
マイクロソフト<MSFT>　524.25(+2.48　+0.48％)
アマゾン<AMZN>　222.69(+1.39　+0.63％)
アルファベットC<GOOG>　202.85(+1.22　+0.61％)
アルファベットA<GOOGL>　202.07(+1.07　+0.53％)
テスラ<TSLA>　344.82(+5.79　+1.71％)
メタ<META>　773.25(+7.38　+0.96％)
エヌビディア<NVDA>　183.68(+1.62　+0.89％)
ＡＭＤ<AMD>　174.51(+2.23　+1.29％)
イーライリリー<LLY>　640.00(+4.78　+0.75％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース