ダウ平均が下げ幅拡大　一時４７０ドル安まで下落＝米国株

NY株式16日（NY時間13:36）（日本時間03:36）
ダウ平均　　　48074.94（-341.62　-0.71%）
ナスダック　　　23001.31（-56.10　-0.24%）
CME日経平均先物　49730（大証終比：+270　+0.54%）

　ＮＹ時間の午後に入って米株式市場でダウ平均は下げ幅を拡大する動きが出ており、一時４７０ドル安まで下落する場面が見られた。この日の米雇用統計は労働市場の鈍化を示す兆候が示されたものの、ＦＲＢの利下げ期待をさらに後押しするまでには至らなかったとの見方が優勢となっている。米雇用統計では、１１月の非農業部門雇用者数（ＮＦＰ）が６万４０００人増加し、失業率は４．６％へ上昇した。

　主要セクターは全て軟化しており、特にエネルギーやヘルスケア、公益が下落。エネルギーについては、ウクライナ和平協議への期待もあり、原油相場が一時５５ドル割れまで急落していることが圧迫している。

　このところＡＩ関連を中心にＩＴ・ハイテク株は利益確定売りが強まっており、本日も下落しているが、その代わりに出遅れ感が出ていた他のセクターへのローテーションが見られていた。しかし、本日はその動きが巻き返されており、ダウ平均の下げに繋がっている模様。

　投資家は現在、木曜日に発表される１１月分の消費者物価指数（ＣＰＩ）に関心が移っており、コア指数と総合指数はそれぞれ前年比３．０％、３．１％が予想されている。

　一部からは「本日のデータは、経済が一息ついている姿を映し出している。雇用の伸びは維持されているが、ひび割れも見え始めている。消費は依然として持ちこたえているものの、全力疾走しているわけではない」との指摘も出ている。

アップル<AAPL>　272.68（-1.44　-0.52%）
マイクロソフト<MSFT>　474.47（-0.35　-0.07%）
アマゾン<AMZN>　222.23（-0.32　-0.14%）
アルファベットC<GOOG>　305.34（-3.98　-1.29%）
アルファベットA<GOOGL>　304.13（-4.10　-1.33%）
テスラ<TSLA>　478.13（+2.82　+0.59%）
エヌビディア<NVDA>　177.12（+0.83　+0.47%）
メタ<META>　652.70（+5.19　+0.80%）
ＡＭＤ<AMD>　208.27（+0.69　+0.33%）
イーライリリー<LLY>　1043.43（-18.76　-1.77%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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