レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2023/12/29 23:03
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:39)(日本時間22:39)
ダウ先物 38031(+2.00 +0.01%)
S&P500 4831.00(-1.25 -0.03%)
ナスダック100先物 17086.50(-4.00 -0.02%)
米株価指数先物市場でダウ先物は前日付近での振幅に終始している。S&P500やナスダック100も同様。今年のウォール街は最高の形で終え、勝利の年となりそうだ。S&P500は今年の最終取引日を迎え、過去最高値まであと0.5%に迫っている。今年は約25%上昇した。ダウ平均は14%上昇、ナスダックは44%も上昇し、2003年以来最大の上昇率を記録している。また、9週連続の上昇とりそうな勢いで、S&P500は2004年以来最長の週間での連勝記録。ダウとナスダックは2019年以来最長の連勝を達成する勢い。
今年は人工知能(AI)を巡る興奮がエヌビディア<NVDA>やマイクロソフト<MSFT>といったマグニフィセント7銘柄(巨大IT7社)の大幅高を促し、金利上昇の中で他の平均的な銘柄が苦戦する中でも株価指数を押し上げた。
しかし、FRBが利上げを終了し、来年は複数回の利下げも有り得ると示唆し、米10年債利回りは10月下旬の5%超から4%未満まで急低下している。投資家はまた、米経済のソフトランディングの可能性に自信を深め、第4四半期の米株式市場の上昇幅は拡大し、産業株中心のダウ平均は今月すでに史上最高値を連発、小型株のラッセル2000も12月に14%近く上昇し、2020年11月以来の最高値を更新する勢いとなっている。
そのような中で、市場は新たな節目を迎える可能性を模索している。楽観派は「1年の最後の2カ月に10%以上の上昇を記録するのは歴史的に見て、株価の上昇余地がまだあるというシグナルだ」と指摘。「このような年末の大幅上昇は、強気相場の終わりとは一致しない。通常は上昇の勢いが続くことを意味する」と述べている。
一方、慎重派からは「市場の利下げ期待は行き過ぎで、米経済の景気後退が緩やかだった場合でも、株価は下落の可能性が高い。世界経済は2年近くに渡る引き締めの影響をまだ十分に吸収していない」といった声も出ている。
いずれにしろ、本日は様子見の雰囲気が強まりそうだ。
ライドシェアリングのリフト<LYFT>が時間外で下落。内部関係者の株売却やアナリストが投資判断を「売り」に引き下げたことが嫌気されている。同社のカプラル最高会計責任者が総額28万3000ドル分を売却した。一方、アナリストはドライバーの運転経費の伸びがドライバーの利益の伸びを上回っており、同社がさらに乗車率を上げる余地は限られていると指摘。
電気自動車(EV)のフィスカー<FSR>が時間外で大幅高。同社の主力車「オーシャンSUV」の試乗会後の販売率向上を目の当たりにし、米国と欧州で実施する試乗会の回数を増やす予定だと発表した。具体的な計画は1月に発表する。
(NY時間08:50)(日本時間22:50)時間外
リフト<LYFT> 15.09(-0.45 -2.90%)
フィスカー<FSR> 1.65(+0.14 +9.27%)
アップル<AAPL> 193.72(+0.14 +0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 375.92(+0.64 +0.17%)
アマゾン<AMZN> 153.26(-0.12 -0.08%)
アルファベット<GOOG> 141.11(-0.17 -0.12%)
テスラ<TSLA> 254.13(+0.95 +0.38%)
メタ・プラットフォームズ<META> 358.15(-0.17 -0.05%)
AMD<AMD> 149.57(+0.81 +0.54%)
エヌビディア<NVDA> 496.99(+1.77 +0.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
銘柄名称
株価
前日比
237.30
(22:46)
-3.06
(-1.27%)
99.51
(22:47)
-5.23
(-4.99%)
208.74
(22:46)
-5.61
(-2.62%)
170.21
(22:46)
-4.49
(-2.57%)
13.02
(22:43)
+0.20
(+1.56%)
658.24
(22:47)
-15.46
(-2.29%)
392.53
(22:46)
-7.20
(-1.80%)
120.15
(22:47)
-11.13
(-8.48%)
281.95
(22:47)
-8.85
(-3.04%)
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。