ダウ平均は５日ぶりに反落　カブールで２回の爆発　パウエル議長待ちの雰囲気も＝米国株前半

NY株式26日（NY時間13:23）
ダウ平均　　　35306.46（-99.04　-0.28%）
ナスダック　　　14999.05（-42.81　-0.28%）
CME日経平均先物　27740（大証終比：+50　+0.18%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は５日ぶりに反落。序盤は続伸して始まったものの、ＦＲＢの年次シンポジウムにおける明日のパウエルＦＲＢ議長のスピーチを控えて様子見気分が強い。

　市場からは、依然として雇用がパンデミック前の水準を回復できていないうえ、足元のデルタ株の感染拡大の影響が不透明な中で、ＦＲＢはかなり慎重な対応を示すのではとの見方が強まっている。しかし、取引開始前に伝わったタカ派のＦＯＭＣメンバーの発言は、これまでと変わらずに早期の資産購入ペース縮小開始を主張していたことから、株式市場も神経質になっている。また、アフガニスタンの首都カブールで２回の爆発が発生し、死傷者も出ていることから、アフガン情勢への警戒感も市場心理を圧迫している。

　ただ、ダウ平均は一時１３３ドル安まで下落したが、それ以上下押しする動きもなく、調整程度の下落に留まっている状況。いずれにしろ、明日のパウエル議長のスピーチ待ちの雰囲気が広がっている。

　ダウ採用銘柄ではセールフォース<CRM>の上げがダウ平均をサポートしているが、前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、ガイダンスも含めて好調な内容を発表していた。アナリストも今回の決算に前向きな反応を示している。

　エネルギーや産業株が下落しており、ＩＴ・ハイテク株も戻り売りに押されている。ナスダックも最高値から反落。

アルファベット（C）<GOOG>　2854.67（-4.33　-0.15%）
フェイスブック<FB>　366.58（-1.81　-0.49%）
ネットフリックス<NFLX>　550.20（+2.62　+0.48%）
テスラ<TSLA>　705.20（-6.00　-0.84%）
アマゾン<AMZN>　3322.08（+22.90　+0.69%）
エヌビディア<NVDA>　220.63（-1.50　-0.68%）
ＡＭＤ<AMD>　107.73（-0.57　-0.53%）
ツイッター<TWTR>　63.12（-1.05　-1.64%）

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH>　417.69（-2.05　-0.49%）
メルク<MRK>　76.68（-0.39　-0.51%）
マクドナルド<MCD>　236.47（-2.36　-0.99%）　
マイクロソフト<MSFT>　 300.74（-1.27　-0.42%）
ホームデポ<HD>　321.74（-2.15　-0.66%）
ボーイング<BA>　217.55（-3.48　-1.57%）　
ベライゾン<VZ>　54.64（-0.29　-0.53%）
ビザ<V>　231.04（-1.55　-0.67%）　
ハネウェル<HON>　 230.51（-0.15　-0.06%）　
ナイキ<NKE>　166.95（-2.89　-1.70%）
トラベラーズ<TRV>　 161.38（-1.20　-0.74%）
ディズニー<DIS>　176.64（-1.67　-0.94%）　
ダウ・インク<DOW>　64.10（+0.23　+0.36%）
セールスフォース<CRM>　 272.88（+12.03　+4.61%）
シスコシステムズ<CSCO>　59.25（-0.10　-0.17%）
シェブロン<CVX>　97.71（-0.81　-0.82%）　
コカ・コーラ<KO>　55.55（-0.53　-0.94%）　
ゴールドマン<GS>　 414.26（+1.14　+0.28%）
キャタピラー<CAT>　 212.48（-2.28　-1.06%）　
ウォルマート<WMT>　147.34（-1.62　-1.09%）
ウォルグリーン<WBA>　47.78（-0.87　-1.79%）　
インテル<INTC>　53.07（-0.75　-1.38%）
アメックス<AXP>　165.63（-0.55　-0.33%）　
アムジェン<AMGN>　221.00（-0.59　-0.27%）
アップル<AAPL>　 148.06（-0.30　-0.20%）
Ｐ＆Ｇ<PG>　142.18（-0.49　-0.34%）
ＪＰモルガン<JPM>　161.82（+0.90　+0.56%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ>　173.83（-0.41　-0.23%）
ＩＢＭ<IBM>　139.06（-0.80　-0.57%）
３Ｍ<MMM>　194.58（+0.24　+0.12%）　

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美