レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/10/01 05:30
NY株式30日(NY時間16:20)
ダウ平均 28725.51(-500.10 -1.71%)
S&P500 3585.63(-54.84 -1.51%)
ナスダック 10575.62(-161.89 -1.51%)
CME日経平均先物 25945(大証終比:+5 +0.02%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は500ドル超下落した。引け間際に下げを加速。前半は上昇に転じる場面も見られていたものの、滞空時間は短く、再び売りが加速した格好。弱気相場の典型的な値動きとなった。
取引開始前にFRBがインフレ指標として参照しているPCEデフレータが発表され、予想を上回る内容となっていた。FRBのタカ派姿勢継続が再確認され、ブレイナードFRB副議長も、「FRBは時期尚早の政策巻き戻しをしないよう努力している」と述べた。FRBの積極利上げとリセッション(景気後退)への警戒感が引き続き高まっており、企業収益が圧迫されるとの懸念が高まっている。
きょうは9月期末の取引となるが、ダウ平均は3四半期連続の下落となった。3四半期でダウ平均は20%超下落し、弱気相場入りとなっている。「市場はきな臭い状況だが、これは基本的にFRBが望んでいること。FRBは。金融条件を引き締めがインフレを許容範囲まで引き下げるのを支援すると信じている。それを実現するために市場の伝達メカニズムを使っている」といった声も聞かれた。
きょうはナイキ<NKE>の大幅な下げがダウ平均を圧迫。前日引け後に6-8月期決算(第1四半期)を発表していたが、在庫が予想以上に膨らみ、収益性の悪化も示された。北米の需要は堅調だったものの、そが相殺された格好。配送料の上昇、値下げ、ドル高が圧迫したようだ。他にスポーツ用品関連の銘柄も連れ安となっている状況。
一方、マイクロン・テクノロジー<MU>も前日引け後に6-8月期決算(第4四半期)を発表し、冴えない見通しを示していた。株価は決算発表直後は時間外で売りが強まったものの、その後に買い戻しが膨らむ展開。同社が需要減への対応を迅速に進めていることを明らかにしたことが好感されている模様。
一般消費財レンタルのレントAセンター<RCII>が大幅安。7-9月期(第3四半期)のガイダンスを更新しており、予想を下回る見通しを示した。通期については具体的な数字は示さなかったものの、既に示しているガイダンスを放棄し、第4四半期については、11月初旬に予定している決算発表で表明する予定だと述べた。
量子コンピュータの開発を手掛けるイオンQ<IONQ>が上昇。米空軍の研究所から1340万ドルの契約を獲得したと発表した。
医薬品のインターセプト・ファーマ<ICPT>が大幅安。非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)による代償性肝硬変患者を対象にした「オベチコール酸(OCA)」の臨床試験(第3フェーズ)で主要評価項目を達成できなかった。
クルーズのカーニバル<CCL>が下落。取引開始直前に6-8月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を大きく下回った。
薬品研究用の動物などを提供するチャールズリバー・ラボラトリーズ<CRL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。前臨床試験用の霊長類の供給不足により、発見・安全性評価の価格、収益、受注残高の増加が促進されているという。
ツイッター<TWTR>が上昇。ハリウッドの著名エージェントのエマニュエル氏が、マスク氏とツイッターの440億ドルの買収問題で、和解の可能性に道を開こうとしたことが明らかとなった。
鉄鋼のニューコア<NUE>が上昇。同社がサウスカロライナ州バークレー郡の工場に4.25億ドルを投じ、鉄鋼亜鉛メッキラインを建設する予定だと伝わった。
発電機メーカーのジェネラック<GNRC>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始した。
ナイキ<NKE> 83.12(-12.21 -12.81%)
マイクロン<MU> 50.10(+0.09 +0.18%)
レントAセンター<RCII> 17.51(-4.82 -21.59%)
イオンQ<IONQ> 5.07(+0.29 +6.07%)
インターセプト<ICPT> 13.95(-2.46 -14.99%)
カーニバル<CCL> 7.03(-2.13 -23.25%)
チャールズリバー<CRL> 196.80(+6.79 +3.57%)
ニューコア<NUE> 106.99(+1.70 +1.61%)
ジェネラック<GNRC> 178.14(+3.98 +2.29%)
アップル<AAPL> 138.20(-4.28 -3.00%)
マイクロソフト<MSFT> 232.90(-4.60 -1.94%)
アマゾン<AMZN> 113.00(-1.80 -1.57%)
アルファベットC<GOOG> 96.15(-1.94 -1.98%)
テスラ<TSLA> 265.25(-2.96 -1.10%)
メタ・プラットフォームズ<META> 135.68(-0.73 -0.54%)
AMD<AMD> 63.36(-0.78 -1.22%)
エヌビディア<NVDA> 121.39(-0.81 -0.66%)
ツイッター<TWTR> 43.84(+1.10 +2.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
関連銘柄
銘柄名称
株価
前日比
244.60
(01:15)
+3.07
(+1.27%)
113.10
(01:15)
+1.29
(+1.15%)
228.68
(01:15)
-1.69
(-0.73%)
26.23
(00:56)
+0.37
(+1.43%)
151.99
(00:28)
-1.18
(-0.77%)
146.85
(00:59)
+0.02
(+0.01%)
186.87
(01:15)
-1.01
(-0.54%)
37.46
(00:59)
-1.19
(-3.08%)
736.67
(01:15)
+8.11
(+1.11%)
408.43
(01:15)
-2.11
(-0.51%)
99.52
(01:15)
+3.86
(+4.04%)
73.04
(00:59)
-0.17
(-0.23%)
137.77
(00:53)
+2.22
(+1.64%)
138.85
(01:15)
+3.56
(+2.63%)
355.84
(01:15)
-0.10
(-0.03%)
この銘柄の最新ニュース
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。