ダウ先物は小動き　パウエル証言を見極めたい雰囲気＝米国株

米株価指数先物（3月限）(NY時間08:44)
ダウ先物　33473（+22.00　+0.07％）
S＆P500　4058.75（+6.25　+0.15％）
ナスダック100先物　12358.75（+35.25　+0.29％）

　米株価指数先物市場でダウ先物は小幅な値動きとなっている。きょうは日本時間０時にパウエルＦＲＢ議長の議会証言が控えており、その内容を見極めたい雰囲気が強まっている。

　パウエル議長の議会証言については、タカ派姿勢の継続が予想されるものの、これまでと変化はなく、市場の期待との間のバランスを取ってくるものと見られているようだ。先月発表の強い米経済指標を受け市場の一部では、今年あと２回と考えられている利上げ計画の変更を検討しているという明確なシグナルを求めている。しかし、現段階で議長がそこまで打ち出すかは不透明。

　ただ、週末に米雇用統計の発表を控える中で、株式市場がどの程度の反応を示すかは未知数。

　メタ・プラットフォームズ<META>が今週にも数千人規模の新たな人員削減を行う予定だと伝わった。同社は昨年１１月にも全従業員の１３％に相当する１万１０００人余りを減らす初の大掛かりな人員削減を発表したが、組織の一層の効率化を図るため合理化をさらに進める。

　取引開始前にスポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズ<DKS>が決算を発表。他の裁量消費の小売りが冴えない中、スポーツ用品に対する消費者の需要は堅調に推移していることが示された。

　体重管理プログラムを提供するＷＷインターナショナル<WW>は決算は冴えなかったものの上昇。同業のテレヘルスのプラットフォーム「シーケンス」を１．０６億ドルで買収すると発表した。

(NY時間08:54)　時間外
アップル<AAPL>　154.07(+0.24 +0.16％)
マイクロソフト<MSFT>　257.65(+0.78 +0.30％)
アマゾン・ドット・コム<AMZN>　94.04(+0.29 +0.31％)
アルファベット<GOOG>　95.50(-0.08 -0.08％)
テスラ<TSLA>　192.42(-1.39 -0.72％)
メタ・プラットフォームズ<META>　188.92(+4.02 +2.17％)
AMD<AMD>　81.28(+0.12 +0.15％)
エヌビディア<NVDA>　236.50(+0.96 +0.41％)

NY株式6日終値
ダウ平均　　　33431.44（+40.47　+0.12%）
S＆P500　　　　4048.42（+2.78　+0.07%）
ナスダック　　　11675.74（-13.27　-0.11%）
CME日経平均先物　28255（大証終比：-65　-0.23%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美