ダウ平均は６日ぶりに大幅反落　下げ幅は一時５００ドル超に＝米国株前半

NY株式17日（NY時間12:57）
ダウ平均　　　35126.25（-499.15　-1.41%）
ナスダック　　　14550.91（-242.85　-1.64%）
CME日経平均先物　27300（大証終比：-60　-0.22%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は６日ぶりに大幅反落。下げ幅は一時５００ドルを超えた。この日発表の７月の米小売売上高が予想以上の減少となったほか、取引開始前に発表になった小売企業の決算でホームデポ<HD>の決算が冴えなかったことが、最高値からの利益確定売りを強めている模様。

　小売売上高については自動車やｅコマースの売上高が落ち込んだ。飲食店の売上高は増加したが、ここ数カ月と比べると緩やかなペースだった。デルタ株の感染再拡大が旅行や娯楽といったサービス需要に影響をもたらす可能性がある。

　ホームデポは既存店売上高が予想を下回ったことが嫌気されている。ただ、アナリストからはポジティブなコメントも出ていた。同業のロウズ<LOW>も下落。一方、ウォルマート<WMT>は好調な決算を発表し、ガイダンスも強気な見通しを示していた。

　デルタ株の感染拡大は懸念ではあるものの、以前のような都市封鎖まではないとの楽観的な見方は多いものの、米株式市場は最高値を更新する中で、利益確定売りも出易いとの指摘も聞かれる。一方、世界の株式市場は中国のＩＴ企業への監視強化と景気減速への警戒感は根強い。

　薬品や生活必需品などディフェンシブ株には買いも入っているものの、エネルギーや銀行、産業、そして、ＩＴ・ハイテク株には売りが強まっている。ナスダックも１．５％の大幅安。

アルファベット（C）<GOOG>　2737.51（-40.81　-1.47%）
フェイスブック<FB>　355.08（-11.48　-3.13%）
ネットフリックス<NFLX>　515.58（-2.34　-0.45%）
テスラ<TSLA>　652.49（-33.68　-4.91%）
アマゾン<AMZN>　3225.82（-73.17　-2.22%）
エヌビディア<NVDA>　192.82（-6.68　-3.35%）
ＡＭＤ<AMD>　106.52（-0.96　-0.89%）
ツイッター<TWTR>　62.37（-1.41　-2.21%）

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH>　421.53（+4.32　+1.05%）
メルク<MRK>　78.52（+0.59　+0.77%）
マクドナルド<MCD>　238.43（-2.54　-1.06%）　
マイクロソフト<MSFT>　 292.11（-2.49　-0.85%）
ホームデポ<HD>　319.09（-15.97　-4.82%）
ボーイング<BA>　220.40（-8.66　-3.69%）　
ベライゾン<VZ>　55.98（-0.01　-0.01%）
ビザ<V>　233.98（-1.38　-0.59%）　
ハネウェル<HON>　 228.59（-5.15　-2.22%）　
ナイキ<NKE>　170.00（-2.36　-1.37%）
トラベラーズ<TRV>　 157.87（+0.13　+0.08%）
ディズニー<DIS>　175.32（-3.77　-2.08%）　
ダウ・インク<DOW>　61.19（-2.13　-3.34%）
セールスフォース<CRM>　 246.28（-2.92　-1.16%）
シスコシステムズ<CSCO>　55.69（-0.59　-1.04%）
シェブロン<CVX>　99.68（-1.24　-1.22%）　
コカ・コーラ<KO>　57.11（-0.37　-0.65%）　
ゴールドマン<GS>　 400.33（-8.02　-1.95%）
キャタピラー<CAT>　 210.97（-6.74　-3.08%）　
ウォルマート<WMT>　150.69（-0.06　-0.04%）
ウォルグリーン<WBA>　48.67（-0.47　-0.95%）　
インテル<INTC>　52.23（-1.25　-2.33%）
アメックス<AXP>　163.46（-2.29　-1.38%）　
アムジェン<AMGN>　230.46（-0.61　-0.27%）
アップル<AAPL>　 149.17（-1.95　-1.31%）
Ｐ＆Ｇ<PG>　144.59（-0.05　-0.03%）
ＪＰモルガン<JPM>　155.30（-3.63　-2.27%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ>　178.53（+0.69　+0.39%）
ＩＢＭ<IBM>　141.21（-2.38　-1.66%）
３Ｍ<MMM>　197.79（-4.53　-2.26%）　

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美