ダウ平均は下げに転じる　午後にＦＯＭＣ議事録＝米国株序盤

NY株式7日（NY時間11:02）
ダウ平均　　　34507.35（-70.02　-0.20%）
ナスダック　　　14617.42（-46.22　-0.32%）
CME日経平均先物　28350（大証終比：-260　-0.92%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続落。取引開始直後はＩＴ・ハイテク株に買いが先行し、反発して始まったものの、次第に戻り売りに押され、ダウ平均も下げに転じている。ナスダックも同様の動き。

　米国債利回りが急低下しており、米１０年債は２月１９日以来の１．３％を割り込んでいる。原油相場も序盤の上げから下げに転じる中で、前日同様にリスク回避の雰囲気が市場に広がり米株の上値を抑えている格好。エネルギー株や銀行株、産業株といった循環株が軟調に推移している。一方、ＩＴ・ハイテク株はまちまちな値動きが見られるものの、上値が次第に重くなっている印象。市場からはリフレ取引は終了したとの声も聞かれる中で、株式市場も調整を警戒した動きも出ているようだ。

　米経済は活況を呈しているが、現在の株価は既にそれを折り込んでおり、この先の動向は手探り状態。最高値圏にある米株式市場だが、夏にかけて調整が入る可能性も指摘され始めているようだ。

　本日は午後にＦＯＭＣ議事録が公表される。それに先立っての米国債利回りの急低下は債券市場がＦＯＭＣ議事録からのより慎重なメッセージを予想していることを示唆しているという。なお脆弱な米雇用指標と、一部のＦＯＭＣメンバーのタカ派よりのスタンスとのバランスを取りたいというパウエルＦＲＢ議長の願望の間で、議事録はＦＯＭＣ声明やＦＲＢの経済および金利見通しよりも、慎重でバランスの取れた内容になる可能性も指摘されている。

アルファベット（C）<GOOG>　2601.81（+6.39　+0.25%）
フェイスブック<FB>　352.39（-0.40　-0.11%）
ネットフリックス<NFLX>　535.53（-6.11　-1.13%）
テスラ<TSLA>　643.77（-15.81　-2.40%）
アマゾン<AMZN>　3690.84（+15.10　+0.41%）
エヌビディア<NVDA>　818.66（-9.29　-1.12%）
AMD<AMD>　92.33（-2.15　-2.27%）
ツイッター<TWTR>　69.72（-0.49　-0.70%）

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH>　407.64（-2.62　-0.64%）
メルク<MRK>　78.29（+0.18　+0.23%）
マクドナルド<MCD>　233.39（+0.64　+0.27%）　
マイクロソフト<MSFT>　 278.63（+0.97　+0.35%）
ホームデポ<HD>　321.62（+2.36　+0.73%）
ボーイング<BA>　231.55（-4.60　-1.94%）　
ベライゾン<VZ>　56.46（+0.05　+0.09%）
ビザ<V>　238.76（-0.84　-0.35%）　
ハネウェル<HON>　 219.68（+1.12　+0.51%）　
ナイキ<NKE>　159.04（-1.07　-0.67%）
トラベラーズ<TRV>　 151.08（+0.24　+0.16%）
ディズニー<DIS>　172.97（-0.72　-0.41%）　
ダウ・インク<DOW>　61.49（-0.45　-0.70%）
セールスフォース<CRM>　 249.45（-0.80　-0.32%）　
シスコシステムズ<CSCO>　52.76（-0.22　-0.41%）
シェブロン<CVX>　102.50（-1.49　-1.40%）　
コカ・コーラ<KO>　54.31（+0.43　+0.78%）　
ゴールドマン<GS>　 364.11（-5.75　-1.54%）
キャタピラー<CAT>　 212.54（-0.98　-0.45%）　
ウォルマート<WMT>　140.78（+0.84　+0.60%）
ウォルグリーン<WBA>　47.09（-0.61　-1.27%）　
インテル<INTC>　55.80（-0.29　-0.51%）
アメックス<AXP>　170.35（+0.79　+0.47%）　
アムジェン<AMGN>　241.93（-1.72　-0.69%）
アップル<AAPL>　 143.09（+1.07　+0.77%）
Ｐ＆Ｇ<PG>　137.37（+1.39　+1.02%）
ＪＰモルガン<JPM>　152.59（-0.82　-0.52%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ>　168.09（+0.12　+0.07%）
ＩＢＭ<IBM>　139.02（+0.24　+0.17%）
３Ｍ<MMM>　198.74（+1.85　+0.93%）　

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美