中東情勢などにらみ、リスク警戒の株安進む＝米国株概況

きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は大きく下げた。終値はダウ工業株３０種平均が４７５．８４ドル安の３万７９８３．２４ドル、ナスダック総合指数が２６７．１１安の１万６１７５．０９、Ｓ＆Ｐ５００が７５．６５安の５１２３．４１。

　中東情勢への警戒感が世界的なリスク警戒につながった。米メディアがイランが４８
時間以内にイスラエルを攻撃する可能性があると報じたことで、週末越えのポジション
維持に慎重な姿勢が広がり、ポジション調整の株安となった。

　ダウ平均は２００ドル超の下げでスタート。米国市場に入っても売りが続き、午後に
入って一時３７８７７．３０ドルと前日比約５８０ドルの下げを付けた。その後は３８
０００ドル台の買いに慎重姿勢が見られ、安値近くでの推移となった。

　ダウ採用銘柄では決算が弱く出た銀行大手ＪＰモルガンチェースが６％を超える下
げ。ハイテクの売りが目立つ中で、インテルも一時５％の下げとなった。その他幅広く
売られており、３０種中３銘柄がプラス圏、２７銘柄がマイナス圏。

　ハイテクは全般に弱く、半導体のＡＭＤが４％安、エヌビディアが２．５％安など軒
並み軟調。テスラ、アマゾン、メタなどが売られた。

　決算が集中した銀行株はまちまち。強めに出たステートストリート銀行がしっかり。
その他目立ったところでは、次世代データベースのアプライドデジタルは決算が弱く大
きく売られた。

シティグループ<C>　59.68（-1.03　-1.70%）
ウェルズ・ファーゴ<WFC>　56.47（-0.22　-0.39%）
アプライド・デジタル<APLD>　2.71（-0.36　-11.73%）
ステート・ストリート＜stt＞　75.78（+1.87　+2.53%）
マイクロソフト<MSFT>　421.90（-6.03　-1.41%）
アマゾン<AMZN>　186.13（-2.92　-1.54%）
アルファベットC<GOOG>　159.19（-1.60　-1.00%）
テスラ<TSLA>　171.05（-3.55　-2.03%）
メタ・プラットフォームズ<META>　511.90（-11.26　-2.15%）
ＡＭＤ<AMD>　163.28（-7.22　-4.23%）
エヌビディア<NVDA>　881.86（-24.30　-2.68%）
ボーイング<BA>　169.55（-3.81　-2.20%）　
ディズニー<DIS>　114.01（-3.14　-2.68%）　
セールスフォース<CRM>　 294.32（-4.83　-1.61%）
シスコシステムズ<CSCO>　48.49（-1.04　-2.10%）
シェブロン<CVX>　158.96（-2.93　-1.81%）　
ゴールドマン<GS>　 389.49（-7.99　-2.01%）
キャタピラー<CAT>　 365.63（-6.35　-1.71%）　
インテル<INTC>　35.69（-1.94　-5.16%）
ＪＰモルガン<JPM>　182.79（-12.64　-6.47%）
ＩＢＭ<IBM>　182.27（-3.63　-1.95%）
３Ｍ<MMM>　91.31（-1.87　-2.01%）　

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